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NEC、気象予報から太陽光発電量を予測して蓄電システムを自動制御可能するクラウド型HEMSを発売

2015/10/08
(木)
SmartGridニューズレター編集部

2015年10月8日、日本電気株式会社(以下:NEC、東京都港区、代表取締役 執行役員社長:遠藤信博)は、住宅メーカーや太陽光発電メーカーなどの事業者向けに、気象予報から太陽光発電量を予測し、蓄電システムを自動制御する※1クラウド型HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を発売することを発表した。

同製品は、気象予報から翌日の太陽光発電量を予測し、NEC製小型蓄電システムの充電タイミングを自動制御する。これにより、エネルギー自給自足のための蓄電システムの効率的な利用を実現し、太陽光発電や安価な深夜電力などのエネルギーを蓄電システムに効率的に貯蔵・利用可能で、経済性向上に貢献する。また、ブレーカーごとの電力消費量の見える化に加え、スマートメーターから家全体の正確な電力消費量データを受信可能(Bルート対応)とする。さらに、クラウドに蓄積したデータを活用し、事業者の新たなサービスの創出に貢献する※2
 写真1 イメージ画像

 

 写真2 クラウド型HEMSの情報集積装置

同製品は今後、電力測定機能を有する他社製機器への対応を可能としていく。第一弾としてオムロン株式会社製住宅向け太陽光発電用計測ユニットとの連携を計画している。


※1 2015年12月中旬よりサービス開始予定

※2 オプションサービス

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