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テュフ ラインランド ジャパン、ホームエリアネットワーク用Wi-SUNプロトコル試験などを開始

2015/12/21
(月)
SmartGridニューズレター編集部

2015年12月21日、テュフ ラインランド ジャパン株式会社(以下:テュフ、神奈川県横浜市、代表取締役社長:ホルガー・クンツ)は、2015年12月より国際無線標準規格「Wi-SUN」の新規格であるホームエリアネットワーク(HAN/Home Area Network/Single Hop)用Wi-SUNプロトコル試験およびWi-SUN相互接続試験サービスを開始したことを発表した。

同社はこれまではBルート(スマートメーターとHEMSの間)用のWi-SUN無線適合性試験、Wi-SUNプロトコル試験およびWi-SUN相互接続試験を行っていたが、加えてホームエリアネットワーク(HEMSとスマート家電などの間)用Wi-SUNプロトコル試験、Wi-SUN相互接続試験が可能となった。

2013年に日本国内の電力会社がスマートメーターにWi-SUN通信規格を採用したことを契機として、現在ではスマートメーターとHEMS機器、およびHEMS機器とHAN(家庭内ネットーワーク)の通信規格として、Wi-SUNアライアンスが策定した920MHz帯のWi-SUN規格の採用が進んでいる。

日本では、スマートメーターと家庭内機器との間の通信に、Wi-SUNを用いる場合、対象機器(スマートメーター、HEMS機器、重点8機器、他)は、機器間の適合性と相互運用性の確保のため、Wi-SUNアライアンスが指定する認定試験機関で対象となる認証試験を実施し、合格する必要がある。テュフの新サービスは、この認証試験に対応したものであり、Wi-SUN認定試験機関としての役割を担っている。


※重点8機器:スマートメーターBルート、太陽光発電、蓄電池、燃料電池、EV/PHV、エアコン、照明機器、給湯器の8機器を指す。

■リンク
テュフ

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