システム接続試験も可能な環境
同センターの2階には、実際のシステム試験も可能なように、すでに市販されているECHONET Lite対応のパナソニックや東芝などのスマートハウス用システムが導入されており、システム接続試験も可能となっている。さらに、2階にはスマートメーターなどの試験もできるように、特注の分電盤などを含む、電気用試験設備(写真4)が設置されている(危険なためここは非公開)。
写真4 スマートメーターなどの試験も可能な特注の分電盤を含む電気用試験設備
また、1階の屋外には、持ち込みの水道メーターやガスメーターなどが試験できるよう、水道機器用やガス機器用の通信試験設備も用意されている(写真5)。
さらに、電気自動車「日産リーフ(LEAF)」によるV2H(Vehicle to Home)システムの実験も行われており、車載の大容量リチウムイオン電池からスマートハウス側へ電力を供給するCHAdeMO方式の「LEAF to Home」(EVパワーステーション。充電も可能)も設置されている。そのほか、家庭用燃料電池コージェネシステム「ENE-FARM」(東京ガス)や、家庭用蓄電システム「eneGoon(エネグーン)」(東芝製)も設置され、間もなく太陽光発電の導入も予定されているなど、スマートハウスとしての実証実験も行われている。
写真5 V2H、水道・ガス用スマートメーター等の試験設備
〔出所 http://sh-center.org/data/downloads/hems_description_available_121121.pdf〕