2016年7月12日、トヨタ自動車株式会社(以下:トヨタ、愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田 章男)のオーストラリアの生産・販売事業体であるToyota Motor Corporation Australia Ltd.(以下:TMCA)は、3台の燃料電池自動車(以下:FCV)「MIRAI」を試験的に導入し、技術に対する理解活動や試験走行に活用することを発表した。
写真 MIRAIイメージ
2016年末のオーストラリアへの移動式水素ステーションの導入をもって、本格的に「MIRAI」の路上走行などを開始する。同移動式水素ステーションは、地上据え付けも、トラックの荷台に据え付けて運ぶことも可能になっており、様々な場所で「MIRAI」の燃料補給が可能となる。
燃料電池技術のメリットは、将来の代替燃料として有望な水素を燃料としていることが挙げられ、FCVは使用時に水しか排出しない、環境に優しいクルマである。
「MIRAI」は現在、米国のカリフォルニア州、日本、ならびに欧州各国で販売されているが、オーストラリアでは水素ステーションの整備が進んでおらず、一般販売されていない。
今後、TMCAでは、啓蒙活動をおこないと同時にインフラ整備の計画も推進し、オーストラリアでの販売を目指していく。
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