[スペシャルインタビュー]

oneM2Mも視野に入れて普及・拡大するWi-SUN!

―Wi-SUNアライアンス議長 Phil Beecher(フィル・ビーチャー)氏に聞く―
2014/08/01
(金)

4. 今後のロードマップ:oneM2Mを視野に入れて

─編集部:今後のWi-SUNアライアンスのターゲットは?

Beecher:現在、Wi-SUNアライアンスは、M2M市場への展開にもターゲットを広げており、M2M関連のInterest Group(専門委員会)で検討を開始し、今後ワーキンググループ(WG)の設立を予定しています。  現在、M2Mの国際標準を推進している「oneM2M」注7における標準化動向を注目し、ウォッチしているところです。Wi-SUNアライアンスとして、この「oneM2M」に、どこまでかかわれるかを見極め、可能であれば積極的に参加していきたいと思っています。

世界で初めて、NICTのWi-SUNモジュールが認証試験に合格
Wi-SUNアライアンスの認証試験に世界で初めて合格(2014年1月)したのは、NICTが開発した無線モジュール「NICT Hyper Wi-SUN 3」であった(物理層にIEEE 802.15.4g、MAC層にIEEE 802. 15.4eを使用)。
この認証試験は、宅内エネルギー管理アプリケーション用の標準通信規格であるECHONET Liteを実現するための、国際無線通信規格「Wi-SUN」への適合性確認を行うものである。 
写真に、認証された無線モジュール「NICT Hyper Wi-SUN 3」の外観を示す。
Wi-SUNの認証要件に加え、多様な利用形態を想定したうえでのFEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)などの付加的機能まで含め、物理層集積回路および制御用MCU(Micro Controller Unit:組込型マイクロプロセッサ)、MAC層集積回路を、4cm×2cmの小さな基板上で構成することに成功している。
◆写真出所:〔http://www.nict.go.jp/info/topics/2014/02/140218-2.html

 


◎Profile
Phil Beecher(フィル・ビーチャー)氏:1978年に、英国サセックス大学(University of Sussex)電子工学科卒業後、AP Besson〔現在:Hosiden(ホシデン)グループ〕でテレコム関係分野の設計・開発に従事。その後、Bluetoothの開発やIBMの通信関連の製品を開発。2008年にIEEE 802.15.4gタスクグループ(TG4g)議長、2012年1月にWi-SUNアライアンス議長に就任。現在に至る。

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