[新動向]

JPEAが「PV OUTLOOK 2050 太陽光発電の主力電源化への道筋」を公開!

― 気候変動、新型コロナ・パンデミックは新エネルギー社会への転換点 ―
2020/06/05
(金)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

自立した主力電源を目指す

 新ビジョンでは、太陽光発電が主力電源化するには、自立した主力電源になることの重要性を、次の5つのチャレンジとともに述べている。

  1. FITからの自立:①コスト競争力の向上、②価値の創出
  2. 主力電源の土台:③系統制約の克服(調整力の確保)、④長期安定稼働、⑤地域との共生

 特に、再エネの賦課金を上回る便益を国民に供与することが重要で、そのためにはできるだけ早くFIT(固定買取価格制度)から自立(卒業)することを、図2で示している。

図2 主力電源化に向けて:FITからの卒業

図2 主力電源化に向けて:FITからの卒業

出所 一般社団法人 太陽光発電協会、JPEAビジョン・PV OUTLOOK 2050 感染症の危機を乗越え、あたらしい社会へ「太陽光発電の主力電源化への道筋」、2020年5月18日

 加えて、2050年に向けて、エネルギー変換に関する科学技術予測調査結果注3を図3に示し、2030年代には電力システムに係る技術開発が大きく変わることを予測している。

図3 エネルギー変換に関する科学技術予測調査

図3 エネルギー変換に関する科学技術予測調査

出所 一般社団法人 太陽光発電協会、JPEAビジョン・PV OUTLOOK 2050 感染症の危機を乗越え、あたらしい社会へ「太陽光発電の主力電源化への道筋」、2020年5月18日

 「JPEA PV OUTLOOK 2050 太陽光発電の主力電源化への道筋」では、太陽光発電の資本費や運転管理費、系統対策費等を費用とし、火力発電の燃料費削減やCO2対策費削減を便益として、2050年度に太陽光発電設備を300GW導入する場合の費用便益試算も行っているが、その詳細については別の機会にレポートする。


▼ 注3
ターゲットイヤーは2040年、調査対象としては2050年までを展望。

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