多摩川ホールディングスは、青森県三沢市に建設中の大規模太陽光発電所のうち、およそ半分の区画が完成し運転を開始したと発表した。
多摩川ホールディングスは2017年3月13日、青森県三沢市に建設中の大規模太陽光発電所(メガソーラー)のうち、およそ半分の区画が完成し運転を開始したと発表した。設計、調達、施工(EPC:Engineering、Procurement、Construction)は日立ハイテクノロジーズが担当している。
図 完成し、発電を開始した区画の様子
出所 多摩川ホールディングス
完成後の発電事業は「エトリオン・エネルギー5合同会社」が担当する。この会社は現在建設している発電所の運営を目的としてエトリオン・ジャパンが設立したもの。当初はエトリオン・ジャパン100%出資で設立したが、2016年6月に多摩川ホールディングスが30%分を取得している。
建設中の発電所の所在地は青森県三沢市六川目(むかわめ)。養鶏場だった土地を取得して太陽光発電所を建設し、発電事業を進める。敷地面積は全区画合計で16.3ha(約16万3000m2)。太陽光発電モジュールは台湾AU Optronics社の製品を、パワーコンディショナーは日立製作所の製品を使用する。
発電所の合計最大出力は約9.5MWとなる予定。今回は5MW分が完成し、運転を開始した。多摩川ホールディングスは2017年中に全区画の運転を始める予定だとしている。同社は全区画が完成したときの年間発電量を約10.74GWh(約1074万kWh)と見込んでいる。資源エネルギー庁が試算した一般世帯の年間電力消費量は、3600kWh。この値を当てはめると、約2983世帯分に当たる。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用して全量を東北電力に売電する。売電単価は1kWh当たり36円(税別)。
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多摩川ホールディングス
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