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富士フイルムホールディングス、2050年度に購入電力を100%再生可能エネルギー電力に転換

2019/01/11
(金)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

富士フイルムホールディングスは、グループ企業各社が購入している電力を2050年度には100%再生可能エネルギー由来のものに転換するという目標を発表した。

富士フイルムホールディングスは2019年1月10日、グループ企業各社が購入している電力を2050年度には100%再生可能エネルギー由来のものに転換するという目標を発表した。あわせて、2030年度にはグループの購入電力の50%を再生可能エネルギー由来のものに転換するという中間目標も公開した。

図 2050年度までに購入電力を100%再生可能エネルギー由来のものに転換する

図 2050年度までに購入電力を100%再生可能エネルギー由来のものに転換する

出所 富士フイルムホールディングス

現在、富士フイルムグループ各社では、消費電力のうち半分を電力会社から購入し、残りの半分を自家発電でまかなっている。今回発表した目標は、電力会社から購入する電力が対象となる。

加えて、自家発電(後述のコージェネレーションシステム)で使用している燃料を天然ガスから水素に転換することや、CO2貯留技術の活用など新技術を取り入れて、グループで使用するエネルギーをすべてCO2を排出しないものにすることも目指すとしている。

現在、富士フイルムグループでは、コージェネレーションシステムを活用してエネルギーの利用効率を高めている。同グループではディスプレイ材料などのフィルムも製造しており、製造時は成膜や乾燥などの工程で高温状態を維持する必要がある。そのためにコージェネレーションシステムに発生させる高温の蒸気を活用している。


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富士フイルムホールディングス

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