General Motors、風力発電所から200MW分の電力を購入―2050年までに100%再エネ電力に転換

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2018年5月1日 0:00

General Motorsは、オハイオ州の風力発電所とイリノイ州の風力発電所から合計で200MW(20万kW)分の電力を購入すると発表した。

General Motorsは2018年4月30日、オハイオ州の風力発電所とイリノイ州の風力発電所から合計で200MW(20万kW)分の電力を購入すると発表した。どちらの風力発電所も建設中で、今年末に運転開始の予定だ。

図 オハイオ州に建設中の風力発電所「Northwest Ohio Wind Farm」。出力は100MW(10万kW)となる予定

図 オハイオ州に建設中の風力発電所「Northwest Ohio Wind Farm」。出力は100MW(10万kW)となる予定

出所 General Motors

2カ所の風力発電所の電力は、General Motorsがオハイオ州とインディアナ州で運営している工場で消費する。具体的にはオハイオ州ローズタウンの自動車工場、ディファイアンスにある金属部品工場、クリーブランドにある金属部品工場、トレドにある変速機工場、そしてインディアナ州フォートウェインにある自動車工場、マリオンにある金属部品工場、ベッドフォードにある金属部品工場の7カ所で使用する。この電力量は、General Motorsが全世界の拠点で消費する電力の20%に当たるという。

General Motorsは、全世界の拠点で消費する電力を、2050年までに100%再生可能エネルギー由来のものに転換する目標を掲げている。そして、2016年9月には、再生可能エネルギーのみで事業を運営することを目指す世界的な企業連合「RE100」に参加すると発表している。

General Motorsは世界59カ国、350カ所の拠点を運営しており、30カ国で自動車を販売している。ミシガン州ミルフォードにある試験運転場では、太陽光発電設備と電気自動車で使用する蓄電池を組み合わせて、事務所ビルで使用する電力の一部をまかなっている。また、施設で使用する電力源として、定置型燃料電池の採用を検討しているという。


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General Motors

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