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Enel Green Power、StarbucksやGeneral Motorsに電力を供給する風力発電所の運転を開始

2018/12/13
(木)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

Enel Green Power North Americaは、アメリカ・イリノイ州で建設中だった巨大風力発電所「HillTopper Wind Farm」が完成し、運転を始めたと発表した。

Enel Green Power North Americaは2018年12月12日(アメリカ東部標準時間)、アメリカ・イリノイ州で建設中だった巨大風力発電所「HillTopper Wind Farm」が完成し、運転を始めたと発表した。Enel Green Power North Americaは、イタリアの大手電力会社であるEnelがアメリカに設置した子会社。

図 建設中の「HillTopper Wind Farm」

図 建設中の「HillTopper Wind Farm」

出所 Daimler

HillTopper Wind Farmは、Enel Green Power North Americaがイリノイ州に初めて建設した風力発電所。合計最大出力は185MW(18万5000kW)で、年間発電量は570GWh(5億7000万kWh)ほどになるという。以上の数字を当てはめると、設備利用率は約35.2%となる。

Enel Green Power North Americaはすでに、HillTopper Wind Farmが発電する電力の長期買取契約を3社と締結している。最大の契約を締結しているのは自動車大手のGeneral Motorsで、100MW(10万kW)分の電力を買い取り、同社がオハイオ州やインディアナ州で運営している工場で消費する。さらに、経済専門の通信社であるBloombergが17MW(1万7000kW)分を買い取る。

加えて、エネルギー大手Exelon傘下のConstellation NewEnergyが23MW(2万3000kW)分を買い取る。Constellation NewEnergyは買い取った電力を顧客に小売りするが、このうちの14MW(1万4000kW)分は、コーヒー店チェーンの世界的大手であるStarbucksが買い取り、イリノイ州内で運営する340以上の店舗で消費する(参考記事)。

Enel Green Power North AmericaはほかにもAdobe SystemsやFacebook、キッチンやバスルーム、トイレ用器具を製造販売しているKohlerなどの企業と長期間の電力買取契約を締結している。この契約で電力を供給する巨大風力発電所「Rattlesnake Creek Wind Farm」と「Diamond Vista Wind Farm」は、2019年中に運転を開始する予定。


■リンク
Enel(Enel Green Power North America)

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