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IBMとジュニパーネットワークス、予測アナリティクスを利用したよりスマートなネットワークの構築に向け提携

2015/02/27
(金)
SmartGridニューズレター編集部
 

IBM(米国ニューヨーク州アーモンク、CEO:Ginni Rometty)とジュニパーネットワークス(米国カリフォルニア州サニーベール、CEO:Rami Rahim)は、現地時間2015年2月24日に協同でネットワークの動作に対するリアルタイム洞察を提供する計画を発表した。計画は、増加する「モノのインターネット」(IoT:Internet of Things)アプリケーションへの需要に対応し、ビッグデータから得られる新たな機会の支援を目的としている。

IBMとジュニパーネットワークスは、長年にわたる両社の提携を拡大し、新たなソリューションの設計に取り組む。その一つとして、Juniper Networks MXルーターのサービス・コントロール・ゲートウェイ(SCG)が、IBM Now Factoryのアナリティクスとの統合が予定されている。
これにより、ネットワーク運用の最適化が可能となるほか、デバイスの機能や場所を考慮しながら、ネットワークと実行されるアプリケーションの使用者に基づいたサービス・エクスペリエンスをカスタマイズすることも可能になる。

提携には、以下のような機能を実現する計画が含まれる

  • Juniper Networks MXルーターのSCG、Juniper ContrailとIBM Now Factoryの組み合わせにより、サブスクライバーとVPNの動作に対する完全な可視性を実現し、通信サービス・プロバイダーが実際のデータに基づいてスケーラブルな自動化サービスを提供できるようにする。
     
  • ジュニパーネットワークスは、IBMのアナリティクス機能を利用して、データ・フローに対する解析を深め、サブスクライバーの状況にかかわらず、ネットワークの運用とサブスクライバーのエクスペリエンスを自動的に更新・最適化する自己構成を実現する。
     
  • アルタイム洞察や予測洞察といったIBMのアナリティクス機能は、ジュニパーネットワークスのクラウド分析エンジン(CAE)およびスイッチング・ソリューションとも統合され、待ち時間などの異常が発生する前に予測して修正することによって、エクスペリエンスの質とアプリケーションのパフォーマンスを高める。

今後、IBMとジュニパーネットワークスが協力し、次世代の高性能ネットワーク・アナリティクスの設計と提供を実現することで、通信サービス・プロバイダーや企業がアプリケーションのユーザー・エクスペリエンスを向上させると同時に、俊敏性と効率性を向上し、さらには展開時間とコスト削減への貢献を目指す。


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IBM

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