[ニュース]

東芝、ケニア電力電灯会社との電力の安定供給を実現する送配電機器導入に向けた覚書を締結

2016/08/25
(木)
SmartGridニューズレター編集部

2016年8月25日、株式会社東芝(以下:東芝、東京都港区、代表執行役社長:綱川 智当)のインド現地法人である東芝電力流通システム・インド社(以下:TTDI)は、ケニアの送配電会社であるケニア電力電灯会社のKenya Power and Lighting Co.(以下:KPLC)と、送配電網における電力損失を低減し、電力の安定供給を実現するとともに環境に配慮した製品の導入に向けて検討を開始することについて合意し、覚書を締結したことを発表した。

同合意に基づき両社は、TTDIが提供する配電電力の損失低減に優れたアモルファス金属を使用した配電用変圧器、接地面積が従来型の気中絶縁開閉装置と比べ15%となる33kV固定絶縁型開閉装置(SIS)およびCO2ガス絶縁型配電用変圧器を同国内に設置し、各機器の導入に向けた検討をおこなう。

ケニアでは経済成長により急激に電力需要が拡大している一方、送配電網の整備が遅れており、電力普及率は56%程度とされている。また、KPLCでは、2020年までに電力普及率を70%にすることを目標として配電設備導入を進めると同時に、電力の安定供給を目指し、電力損失の少ない送配電網の整備を進めている。

東芝グループは、TTDIを拠点として、送配電事業におけるアフリカをはじめ、アジアや中東などの需要拡大が見込まれる成長市場の電力需要拡大に対応し、今後も技術優位性・信頼性の高い製品をグローバルに提供することで着実な収益を目指していく。


■リンク
東芝

TOPに戻る
最新ニュース一覧

関連記事
新刊情報
5G NR(新無線方式)と5Gコアを徹底解説! 本書は2018年9月に出版された『5G教科書』の続編です。5G NR(新無線方式)や5GC(コア・ネットワーク)などの5G技術とネットワークの進化、5...
攻撃者視点によるハッキング体験! 本書は、IoT機器の開発者や品質保証の担当者が、攻撃者の視点に立ってセキュリティ検証を実践するための手法を、事例とともに詳細に解説したものです。実際のサンプル機器に...
本書は、ブロックチェーン技術の電力・エネルギー分野での応用に焦点を当て、その基本的な概念から、世界と日本の応用事例(実証も含む)、法規制や標準化、ビジネスモデルまで、他書では解説されていないアプリケー...