Honda Motor Europeは2019年2月13日(グリニッジ標準時)、開発中の電気自動車(EV)の試作品を3月7日から17日にスイス・ジュネーヴで開催予定のジュネーヴ・モーターショーに出展することを発表し、出展車両の内装の一部を公開した。
図 Honda Motor Europeが公開した試作車の内装の一部
出所 Honda Motor Europe
この車両は、本田技研工業が2017年9月のフランクフルトモーターショーで公開した小型EVのコンセプトモデル「Honda Urban EV Concept」(参考記事)を基にしたもの。2019年後半に量産とヨーロッパでの販売開始を予定している。
図 ジュネーヴ・モーターショーに出展する車両の外装デザイン。「Honda Urban EV Concept」の雰囲気が色濃く残っている
出所 Honda Motor Europe
今回明らかになった内装の一部を見ると、ダッシュボードのディスプレイが助手席前方まで伸びていることが分かる。Honda Motor Europeは、このダッシュボードがユーザーが直感で操作できるように設計したものだとしている。2017年9月のフランクフルトモーターショーで公開した「Honda Urban EV Concept」は、運転手の趣味嗜好などを学習するAI(人工知能:Artificial Intelligence)を搭載し、車両が運転手と対話するなど、先端技術をふんだんに活用した機能をアピールしていたが、2019年に発売する車両では、どのような機能まで実装できるのか注目したいところだ。