株式会社NTTスマイルエナジー(以下:NTTスマイルエナジー、大阪市中央区、代表取締役社長:谷口 裕昭)は、太陽光発電により発電された電力を集約し、大手新電力に販売することで得られた利益を太陽光発電設備販売会社に還元する、プレミアム買取サービス「エコめがねPlus」の取扱パートナーの募集を開始した。同サービスは、東京電力管内で2月23日から提供開始する。
「エコめがねPlus」は、「エコめがね」※1が搭載された、50kW 未満の余剰および全量買取用太陽光発電設備で発電された電力を、「エコめがねPlus」取扱パートナーの仲介により、NTTスマイルエナジーが固定価格買取制度における買取価格にインセンティブを加えて買い取る。同社は、買い取った電力を、新電力会社(PPS)※2の株式会社エネット(以下:エネット)に一括して販売する。
電力の販売により得られた利益の一部は、太陽光発電設備で発電された電力量に応じて取扱パートナーにインセンティブとして還元され、これを保守メンテナンスサービスの原資として活用するなど、新たなビジネスモデル構築が可能となる。
また、取扱パートナーは、還元されたインセンティブを太陽光発電事業者にプレミアム価格として還元することもできる。この場合は、NTTスマイルエナジーが発電事業者から購入する電力の固定買取価格に、取扱パートナーが上乗せして発電事業者に支払う形態となる。
※1:「エコめがね」
「エコめがね」は、スマートフォン、タブレット端末、パソコンなどにより発電情報を確認できる太陽光発電遠隔モニタリングサービス。太陽光発電システム専用のモニター端末を必要としない代わりに、クラウドサーバを利用している。
エコめがね
※2:特定規模電気事業者(PPS)[Power Producer and Supplier]
読み方:とくていきぼでんきじぎょうしゃ
内容:50kW以上の需要家に電力を小売りする新規参入事業者
契約電力が50kW以上の需要家に対して、一般電気事業者(東京電力電等10社)がもつ電線路を通じて電力供給を行う事業者。いわゆる小売自由化部門への新規参入者のこと。PPS(Powor Producer and Supplier、特定規模電気事業者)とも呼ばれる。該当する事業者としては、事業開始がもっとも古いダイヤモンドパワーの他、NTTグループのエネットなどが有名。また、最近では日産自動車が2011年の4月1日に登録している。2012年1月5日現在で49社の登録がある(経産省資源エネルギー庁調査)。
■リンク
エコめがねPlus