シスコのHetNetソリューション
MWC2015では、インターネット機器メーカーからのアプローチも積極的であった。シスコシステムズ(シスコ)は、独自のHetNetソリューションを提案し、マクロセルからピコセル、フェムトセルまで、またLTEからWi-Fiまでを統括し、自動で異なった無線基地局を効率的に制御するシステムソリューションの提供を目指している。
写真2 シスコのHetNetのフレームワーク

HetNet(Heterogeneous Network)とは、同一のエリアにセル半径や方式の異なる無線システムを併存させ、相互に協調することで、ネットワーク容量の拡大を実現しようとする手法の総称である。
設置した機器の自動検出や設定パラメータの自動化、隣接する機器の干渉などをすべてクラウドで管理し、ユーザーにとって最適なQoE(Quality of Experience、ユーザーの体感品質)を実現するサービスを容易に構築できる。
会場では、実際にメキシコで運営されている様子のデモを行っていた(写真3)。さらに同社は、そこで得られたビッグデータを解析し、マーケティングデータとして通信事業者にとっての付加価値を高める提案を行っている。
写真3 シスコによるHetNetソリューションのデモ

図注:セクターアンテナを備えた基地局制御のデモ。3セクターのビームの方向までも管理できるようになっている(ブルーの三角形のプロペラのような形をしたもの)。