[展示会]

M2M/IoT時代の到来で脚光を浴びるSDNとNFV

《Interop Tokyo 2014レポート》
2014/07/01
(火)

2014 年6 月11~13日、千葉県の幕張メッセにて、Interop Tokyo 2014が開催された(主催:Interop Tokyo 実行委員会、運営:一般財団法人インターネット協会、株式会社ナノオプト・メディア)。今回のInteropはIMC Tokyo 2014、デジタルサイネージジャパン2014、ロケーションビジネスジャパン2014に加え、新たにAPPS JAPAN 2014も同時開催となり、出展企業数は526社、全体での入場者は132,609人であった。ここでは、特に目立った内容について紹介する。

SDN・NFVソリューション

Interop Tokyo 2014は「To the Next Connected World」と題して開催され、M2M/IoTであらゆるものがインターネットによってつながるなかで必要とされる、膨大な数のデバイスやネットワークを統合的に管理するSDN注1やNFV注2のソリューションに関して、多くの企業が展示を行った。

富士通は、従来展開してきたデータセンター向けのSDNソリューションを広域ネットワークへ応用した、広域仮想ネットワーク運用制御・管理ソフトウェアのFUJITSU Network Virtuora NC、ネットワーク仮想化ノードソフトウェアのVirtuora SN-V、ネットワーク品質管理ソフトウェアProactnesⅡ QMを展示(写真①は各管理画面)。Virtuora NCは、富士通独自技術の経路設計エンジンを採用しており、サービスごとに最適な通信環境となる仮想ネットワークを即時構築できるほか、要求サービスを選択してつなぐサービスチューニング注3が実現できる。また、Virtuora SN-V とProactnesⅡ QMを併用することで、ネットワークの品質劣化をリアルタイムに検知し、あるルートに障害が発生した場合に、正常なルートへの自律的な切り替えも可能となる。

▲ 富士通は、従来展開してきたデータセンター向けのSDNソリューションを広域ネットワークへ応用した、広域仮想ネットワーク運用制御・管理ソフトウェアのFUJITSU Network Virtuora NC、ネットワーク仮想化ノードソフトウェアのVirtuora SN-V、ネットワーク品質管理ソフトウェアProactnesⅡ QMを展示(写真①は各管理画面)。Virtuora NCは、富士通独自技術の経路設計エンジンを採用しており、サービスごとに最適な通信環境となる仮想ネットワークを即時構築できるほか、要求サービスを選択してつなぐサービスチューニング注3が実現できる。また、Virtuora SN-V とProactnesⅡ QMを併用することで、ネットワークの品質劣化をリアルタイムに検知し、あるルートに障害が発生した場合に、正常なルートへの自律的な切り替えも可能となる。

NECは、データセンターネットワーク統合ソリューションとして、UNIVERGE PF6800 Unified Network Coordi-nator(UNC)を展示(写真②)。同ソリューションでは、複数のSDNコントローラを束ねて集中管理することで、多拠点にまたがるネットワークの統合管理を可能にする。同社は、今後は、他社のSDNコントローラの管理も視野に入れており、OpenDaylight注4のコントローラをUNCで管理するデモも紹介。なお、UNIVERGE PFシリーズは、JR東日本が、今後、東京駅に新しく構築するネットワークへの導入が決まっている。

▲ NECは、データセンターネットワーク統合ソリューションとして、UNIVERGE PF6800 Unified Network Coordi-nator(UNC)を展示(写真②)。同ソリューションでは、複数のSDNコントローラを束ねて集中管理することで、多拠点にまたがるネットワークの統合管理を可能にする。同社は、今後は、他社のSDNコントローラの管理も視野に入れており、OpenDaylight注4のコントローラをUNCで管理するデモも紹介。なお、UNIVERGE PFシリーズは、JR東日本が、今後、東京駅に新しく構築するネットワークへの導入が決まっている。

ジュニパーネットワークスは、同社がSDNソリューションとして展開しているオープンソースソフトウェアのContrailのデモを展示(写真⑥)。Contrailは、OpenStack(写真⑦)などのクラウドオーケストレーションプラットフォーム注7との相互運用が可能で、スイッチングやルーティング、セキュリティといった仮想ネットワーク上のサービスを視覚的に管理できる。

▲ ジュニパーネットワークスは、同社がSDNソリューションとして展開しているオープンソースソフトウェアのContrailのデモを展示(写真⑥)。Contrailは、OpenStack(写真⑦)などのクラウドオーケストレーションプラットフォーム注7との相互運用が可能で、スイッチングやルーティング、セキュリティといった仮想ネットワーク上のサービスを視覚的に管理できる。


▼ 注1
SDN:Software-Defined Networking。ネットワークを構成するサーバをソフトウェアによって集中的に管理すること。これにより、従来はサーバごとに行わなければならなかったネットワークの構築や設定、構成の変更などを動的に行える。データセンター同士のネットワークを統合管理するものや、複数の仮想サーバを管理するものなど、規模はさまざまである。

▼ 注2
NFV:Network Functions Virtualization。ネットワークの構成要素となっているファイアウォールやロードバランサなどのサービスを、サーバ内でソフトウェアとして実現する仮想化技術。SDNとNFVを併用することで、効率的なネットワークが構築でき、管理が行える。

▼ 注3
サービスチューニング:ネットワークに複数存在する機能(ファイアウォール、帯域制御など)を、サービスごとに選択して利用すること。

▼ 注4
OpenDaylight:米国Linux Foundationのコラボレーションプロジェクトとして2013年4月に発足した、企業がSDNやNFVを導入しやすくなるソフトウェアをオープンソースとして開発するプロジェクト。

▼ 注7
オーケストレーションプラットフォーム:クラウドサーバやネットワーク、ネットワーク上のサービスなどに関して、統一的な構築や管理、制御をソフトウェアで行えるようにするプラットフォームのこと。

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