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東芝、IoT端末向けApP Lite ファミリー「TZ1000シリーズ」の新製品を追加

2015/09/04
(金)
SmartGridニューズレター編集部

2015年9月4日、株式会社東芝(以下:東芝、東京都港区、代表執行役社長:室町正志)は、2014年3月に発表したIoT端末向けアプリケーションプロセッサApP Liteファミリー「TZ1000シリーズ」の新製品として、「TZ1041MBG」をラインアップに追加することを発表した。2015年10月からサンプル出荷を、2016年1月から量産出荷を開始を予定する。
 写真 製品画像「TZ1041MBG」

ApP Liteファミリー「TZ1000シリーズ」は、I2C、UART、SPIなどの多彩な入出力インタフェースをもつことで、ユーザーのセンサー選定に柔軟に対応する。また、同シリーズはセンシングデータを処理するプロセッサ、データを保存するフラッシュメモリ、およびBluetoothのコントローラ機能を1パッケージに内蔵している。これにより、同製品のみでIoT端末に必要な複数データを処理/保存することが可能となる。

新製品「TZ1041MBG」はBluetooth v4.1の対応により、他のBluetooth機器との通信用ハブとしてデータを収集/処理/保存したり、Low Duty Cycle Directed Advertisingによる自動再接続機能※1を可能にし、IoT端末に利便性の高い通信環境を提供する。

さらに、本製品は他のTZ1000シリーズ同様、プロセッサの周波数に応じて供給する電源電圧を変更できるなど、低消費電力設計を採用しており、センサーハブのような長時間のバッテリー駆動を必要とするデバイスに適する。

新製品の主な特長

  • Bluetooth v4.1対応
    Bluetooth v4.1のコントローラとRF回路を内蔵しており、センサーで収集したデータや処理した後のデータを、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末に転送することが可能。また、コア仕様を4.1へバージョンアップすることにより以下の機能に対応している。

    • Bluetooth機器通信のハブとしてデータを収集/処理/保存
    • Low Duty Cycle Directed Advertisingによる自動再接続機能
       
  • 低消費電力設計
    動作時の消費電力を低く抑えることができ、長時間データを取り続けるセンサーハブに適している。
     
  • プロセッサ、メモリ、通信機能を1パッケージ化
    センサーハブなどの各種IoT端末や活動量計などのウェアラブル端末に必要な機能を1パッケージ化することにより、機器の小型化を可能にした。
     
  • ARM Cortex-M4Fプロセッサを搭載
    DSP(Digital Signal Processor)と浮動小数点演算ユニットを持つ高性能ARM Cortex-M4Fプロセッサを搭載しており、外部センサーから取り込んだ複数情報の統合的な処理(センサーフュージョン)が可能。
     
  • 高精度のADCを搭載
    高精度な24ビットデルタ・シグマA/Dコンバータ(ADC)が組み込まれているので、脈波や心電などの微弱な生体信号を計測することが可能。

※1 一度接続した相手が通信エリアに入ると自動再接続することができるBluetooth v4.1の新機能。

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東芝

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