電力オークションで電力を共同購入
電力オークションシステムを開発・運営する株式会社エナーバンク(以下、エナーバンク)と鉄鋼専門商社の伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社(以下、伊藤忠丸紅鉄鋼)は、電力オークションで電力を共同購入するプロジェクトを製造業向けに開始した。企業単位で参加する電力オークションと比べ、電力会社に対してより強い価格交渉力を持つことで、コストの削減につなげるという。エナーバンクが、2025年7月11日に発表した。
共同購入で平均8%の追加割引
同プロジェクトでは、複数企業の電力需要を束ねて一括で電力オークションに参加する「共同購入方式」で電力を調達する。入札で、再生可能エネルギーの比率などの条件を指定できる。なお、プロジェクトへの参加は、再生可能エネルギー由来の電力メニューを選択することが前提である。同社による共同購入の実績では、個別入札と比べて平均8%の追加割引が発生しているという。
2025年9月30日までプロジェクの参加企業を募集している。
エナーバンクと伊藤忠丸紅鉄鋼は、2024年12月に業務提携し、電力入札プラットフォーム「エネオク」(エナーバンク製)と脱炭素トータルソリューションサービス「MIeCO2」(伊藤忠丸紅鉄鋼)を連携し、事業展開を進めてきた。今回のプロジェクトでも両サービスを連携し、電力コストの削減と再生可能エネルギーの調達を同時に支援するという。
参考サイト
PR TIMES 2024年6月27日、「「電力共同購入プロジェクト」を開始~ MIeCO2× エナーバンク、脱炭素とコスト削減の両立を支援 ~」