認証型コンセントにおけるespotカード認証/QR認証
図2は、espotカードの利用イメージを、図3は、前述した認証型コンセントにおけるespotカード認証(利用方法1)とQR認証(クレジット決済。利用方法2)の具体的な手順を示す。espotサービスでは、図3の右側に示す外部ネットワーク、外部データセンター(クラウド)によって、認証型コンセント利用の認証や課金あるいは、いつ・どこでその端末を利用したかという利用実績などの管理も行われる。
図3 2つの利用方法:espotカード認証・QR認証
出所 http://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2016/pdf/160822j0202.pdf
また、料金の単価や利用時間/度などは店舗ごとに設定ができ、認証型コンセントの利用時間は、規定値は20分/度であるが、10、20、30、60、90、120分/度というように柔軟な設定が可能となっている。
espotサービスの今後の展開
東京電力ESなどが今回スタートさせたespotサービスの実証実験は、モバイル端末を中心に、飲食店やコンビニ、公共スペースなどに限られている。
しかし、実証実験を通して、今後は、駅や空港をはじめ多彩な場所での利用や、さまざまな種類のデバイスの利用、さらにポイントカードやクーポン配信など他のサービスとの連携も視野に入れた、新しいビジネスモデルを創出していくことも検討している。2016年度中を目標に、新たな展開を目指す。