日本の風力発電設備・導入実績は311万kW、2,102基へ(2016年3月末時点)

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2016年9月1日 0:00

 NEDOは、2016年8月18日、日本における最新の風力発電設備・導入実績を公表(2016年3月末時点)した(注1)。これによると、図に示すように風力発電の総設備容量は、前年度比6%増の約311万kW、総設置基数は同3%増の2,102基と、大型火力発電3基分の設備容量となった。

図 日本の風力発電設備・導入実績(2016年3月末時点)

図 日本の風力発電設備・導入実績(2016年3月末時点)

出所 http://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/state/1-01.html 〔参考資料:日本における風力発電設備・導入実績(2016年3月末現在) 都道府県別導入事例

 今回の調査は、単機出力10kW以上かつ総出力20kW以上の系統連系されているすべての風力発電設備を調査対象として行われた。また、2015年度単年度では、設置基数86基、設備容量で約18万kWの風力発電設備が導入された。

 一方、世界風力会議(GWEC:Global Wind Energy Council)が2016年に発行した“GLOBAL WIND REPORT 2015 - ANNUAL MARKET UPDATE”によると、2015年の世界の風力発電の設備容量は、2014年の36万9,597MWから43万2,883MWに増加注2し、その割合は、2014年比で17.1%(6万3,178MW)であり、過去10年(2006〜2015年)における各年の増加割合の平均である22.3%よりも低い値となった。


注1 http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100618.htmlhttp://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/pdf/09_pref_dounyuu_ryou_sort.pdf

注2 http://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/world/1-01.html

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