2015年10月21日、株式会社インターネットイニシアティブ(以下:IIJ、東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎)は、ワイヤレスM2M(Machine to Machine)専用のデータ通信サービス「IIJモバイルM2Mアクセスサービス」の機能を拡充し、2015年11月4日より、月間の通信量の増量と通信速度の引き上げを実施することを発表した。
IIJモバイルM2Mアクセスサービスは、M2M/IoT(Internet of Things)注1用途に特化したアクセス回線として、M2M/IoTデバイス用の回線を提供するモバイルデータ通信サービスとなる。同サービスでは、NTTドコモのLTE/3Gエリアに対応した「タイプD」と、KDDIのau 4G LTEエリアに対応した「タイプK」を用意する。
図 IIJモバイルM2Mアクセスサービス タイプD/タイプK基本機能
今回の機能の拡充は、NTTドコモ、KDDIの両タイプで提供している2つの料金プランにおいて行われる。夜間のみ高速通信が可能な「プランA」と、低速で24時間通信が可能な「プランB」において、基本料金に含まれる月間の通信量を30MBから500MBに増量するとともに、プランBの下り通信速度を最大256kbpsに向上し、さらに上り通信速度の制限を解除する(図参照)。
▼注1
IoT:Internet of Things。これまでネットワークに接続されていなかった「モノ」に、インターネットに接続したり互いにデータ通信する通信機能をもたせたもので、組み込みシステムを利用した各センサーからの情報活用が見込まれる。
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