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三菱日立パワーシステムズ、ウズベキスタンでガスタービン発電設備を建設へ

2016/10/19
(水)
SmartGridニューズレター編集部

三菱日立パワーシステムズと三菱商事は、ウズベキスタンで熱電併給ガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)発電設備の建設を始めると発表した。

三菱日立パワーシステムズと三菱商事は2016年10月19日、ウズベキスタンで熱電併給ガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)発電設備の建設を始めると発表した。ウズベキスタンの国営電力会社ウズベクエネルゴと契約を交わし、同社が保有する「ナヴォイ発電所」の第2号施設に建設する。建設資金の一部に、日本政府の円借款(政府開発援助)を利用する。

ナヴォイ発電所はウズベキスタンの首都タシケントの南西約360kmの位置に立地している。今回はここの第2号施設に発電出力45万kw級、熱供給量2億kcal/hのGTCC発電設備を建設する。完成後は周辺地域に電力を供給するだけでなく、隣接するナヴォイ工業団地に蒸気を供給する。また、冬場は地域住民に暖房用の温水を供給する予定だ。

図 ナヴォイ発電所の位置

図 ナヴォイ発電所の位置

出所 三菱商事

ちなみに、三菱日立パワーシステムズはナヴォイ発電所の第1号施設に、今回建設するものと同規模のGTCC発電設備を納入しており、2013年に運転を開始している。ほかにも110万kw相当の発電設備を納入しており、同国のエンジニアを対象に技術トレーニングを供給するなどの実績がある。

図 ナヴォイ発電所の第1号施設

図 ナヴォイ発電所の第1号施設

出所 三菱日立パワーシステムズ


■リンク
三菱日立パワーシステムズ
三菱商事

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