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スズキが燃料電池スクーターの型式認定を受けて実車走行開始、市場規模などを探る

2017/03/22
(水)
SmartGridニューズレター編集部

スズキは、同社が開発した燃料電池スクーターが公道での実車走行を始めると発表した。

スズキは2017年3月21日、同社が開発した燃料電池スクーター「バーグマン フューエルセル」が公道での実車走行を始めると発表した。2016年2月に国土交通省が施行した道路運送車両法の燃料電池二輪車に関する保安基準に基づいて型式認定を受け、ナンバープレートも発給も受けたことから開始する。

図 スズキの燃料電池スクーター「バーグマン フューエルセル」

図 スズキの燃料電池スクーター「バーグマン フューエルセル」

出所 スズキ

スズキは2009年10月の第41回東京モーターショーに初めて燃料電池スクーターを出品した後、ヨーロッパで「欧州統一型式認証」を取得するなどして、実車実験を続けていた。今回は国土交通省が燃料電池二輪車について、二輪車特有の要件を盛り込んだ安全基準(水素ガスを貯めるタンクの位置や、取り付けの際に守るべき注意点など)を策定し、施行したことから、実車走行開始となった。

今回、実車走行を始めるバーグマン フューエルセルは同社の大型スクーター「バーグマン200」を基に、強制空冷式の燃料電池を搭載したもの。燃料電池は固体高分子形で、定格出力は3.5kW。動力はリアホイールに仕込んだインホイールモーター。最大出力は4.5kWで、最大トルクは23Nm。最高速度は75km/hに達する。

水素タンクはフレーム内に内蔵し、ほかの大型スクーターと外見が変わらないよう配慮した。タンクの圧力は700気圧で、10リットルの圧縮水素を貯蔵できる。充填時のガス圧力は70MPa。水素を満充填した状態で、およそ120kmの連続走行が可能(60km/hで平坦な舗装路を走り続けた場合)。燃料電池のほかに電源として、蓄電容量2.9Ahのリチウムイオン蓄電池を搭載する。

今回の実車走行では、静岡県内、福岡県内などにある水素ステーションを利用する。水素を補給しながら公道を走ることで、燃料電池2輪車の市場規模などを確認するとしている。


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スズキ

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