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NTTファシリティーズ、大熊町などと共同で約12MWのメガソーラーの運転を開始

2017/10/18
(水)
SmartGridニューズレター編集部

NTTファシリティーズ、北芝電機、福島発電の3社と大熊町は、福島県双葉郡大熊町に建設中だったメガソーラー「大熊エネルギー・メガソーラー発電所」が完成し、運転を開始したと発表した。

NTTファシリティーズ、北芝電機、福島発電の3社と大熊町は2017年10月17日、福島県双葉郡大熊町に建設中だった大規模太陽光発電所(メガソーラー)「大熊エネルギー・メガソーラー発電所」が完成し、運転を開始したと発表した。3社と大熊町が共同出資して設立した特別目的会社「大熊エネルギー合同会社」が発電所の建設から完成後の運営を担当する。設計、調達、施工(EPC:Engineering、Procurement、Construction)はNTTファシリティーズ自身が担当した。

図 「大熊エネルギー・メガソーラー発電所」の全景

図 「大熊エネルギー・メガソーラー発電所」の全景

出所 NTTファシリティーズ

大熊エネルギー・メガソーラー発電所の所在地は福島県双葉郡大熊町大字大川原字西平(おおがわらあざにしだいら)。個人地権者が所有する土地を賃借して太陽光発電所を建設し、発電事業を展開する。敷地面積は約16ha(16万m2)。南向きの斜面になっている土地だ。ここに、中国Suntech Power社の太陽光発電モジュールを約3万7000枚並べた。パワーコンディショナーはドイツSMA Solar Technology社の製品を採用した。

発電所の合計最大出力は約11.69MW(1万1668.86kW)。NTTファシリティーズは、年間発電量を約12.7GWh(約1270万kWh)と見込んでいる。設備利用率を計算するとおよそ12.4%。一般世帯の年間電力消費量に換算すると約3500世帯分に当たる。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用して全量を東北電力に売電する。売電単価は1kWh当たり32円(税別)。

NTTファシリティーズは現在、2017年中の運転開始を目指して福島県南相馬市小高区に北芝電機と共同で「南相馬川房発電・メガソーラー発電所」(出力およそ14.26MW=1万4256kW)の建設を進めている。さらに、和歌山県岩出市では「F岩出太陽光発電所」(出力およそ約8.83MW=8825.6kW)を建設中だ。


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