TeslaのCEOであるElon Musk氏は2018年7月5日(アメリカ西海岸時間)、自身のTwitterアカウントへの投稿で、同社初となる普及価格帯の電気自動車(EV)「Model 3」で自動車庫入れ機能「Summon」が利用可能になったことを明かした。Summonはすでに上位車種の「Model S」や「Model X」では利用可能になっていたが、Model 3については、最近のソフトウェアアップデートで対応したようだ。
図 Elon Musk氏によるTwitterへの投稿
Note, no one is in the car or controlling remotely. Car is driving entirely by itself. https://t.co/xSG2Mmy756
— Elon Musk (@elonmusk) July 5, 2018
出所 Elon Musk氏
「Summon」は、自動車を屋内車庫に自動運転で駐車する機能。駐車が完了したら自動的に自動車の電源を切る。ユーザーの呼びかけに応じて、自動車を自動的に車庫から出すこともできる。車庫にあるシャッターも自動的に開け閉めする。Summonを利用するには、自動車を車庫のそばに移動させてから、スマートフォンの専用アプリケーションでボタンをタッチするだけで良い。
動画 「Summon」の機能を実演してみせる動画
出所 Tesla
ちなみに、ショッピングセンターの駐車場のような物理的な仕切りがないところでの自動駐車機能「AutoPark」は、すでに2018年春のソフトウェアアップデートで利用可能となっている。
図 Teslaの普及価格帯EV「Model 3」
出所 Tesla
Model 3はTeslaが2017年7月に生産を開始し、7月末に納車セレモニーを開催していた。このときは2017年8月に100台を生産し、9月には1500台を生産すると予告していた(関連記事)。しかし、実際には月産数百台にとどまる時期が続いた。2018年7月1日に、ようやく週に7000台のModel 3を生産できる体制が整ったところだ。