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路面融雪設備を深層学習で制御して4割省エネ、北海道大学内に開店のコンビニに導入

2018/07/17
(火)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

北海道ガスと国立大学法人北海道大学は、北海道大学札幌キャンパス内に開店予定の「セイコーマート北海道大学店」に、深層学習を活用した路面融雪設備を導入すると発表した。

北海道ガスと国立大学法人北海道大学は2018年7月13日、北海道大学札幌キャンパス内に開店予定の「セイコーマート北海道大学店」に、深層学習を活用した路面融雪(ロードヒーティング)設備を導入すると発表した。この設備は北海道ガスが北海道大学 調和系工学研究室の川村秀憲教授との共同研究で開発したもので、特許出願中。ちなみに、セイコーマート北海道大学店は7月24日に開店予定。

図 深層学習を活用した路面融雪設備を導入するセイコーマート北海道大学店(イメージ)

図 深層学習を活用した路面融雪設備を導入するセイコーマート北海道大学店(イメージ)

出所 国立大学法人北海道大学

このロードヒーティング設備は、カメラで撮影した路面の画像を深層学習で分析して路面の積雪状況を判断する。画像認識の精度は98%を超えるという。積雪状況を判断して、必要に応じてロードヒーティング設備の融雪ボイラーを稼働させることで、従来型の設備と比較して消費エネルギー量が約40%減少する。ボイラーのCO2排出量も約40%削減できるという。

図 路面の画像を深層学習で分析して融雪ボイラーを制御する

図 路面の画像を深層学習で分析して融雪ボイラーを制御する

出所 北海道ガス

新店舗にはさらに、業務用燃料電池も導入する。京セラ製の固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)で、定格出力は3kW。発電効率は52%で、排熱も合計した総合効率は90%に達する。この燃料電池は24時間連続で運転し、発電した電力を店舗で使用し、排熱は店舗内の調理に利用する。停電時も運転を続け、専用回路からレジや照明など店舗運営に最低限必要な設備に電力を供給する。この燃料電池を導入することで、エネルギー消費量を約30%、CO2排出量を約40%削減できるという。

新店舗開店後は、導入した設備の運転データを収集、分析し、積雪寒冷地に向けた省エネシステムの研究、開発を進めるという。


■リンク
北海道ガス
国立大学法人北海道大学

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