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関西電力グループ、京都府南部でメガソーラーを運転開始

2018/09/03
(月)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

関西電力は、グループ会社の関電エネルギーソリューションが建設を進めていたメガソーラー「けいはんな第二太陽光発電所」が営業運転を始めたと発表した。

関西電力は2018年9月3日、グループ会社の関電エネルギーソリューションが建設を進めていたメガソーラー「けいはんな第二太陽光発電所」が営業運転を始めたと発表した。2017年11月に計画を発表し、2018年2月に建設を開始し、7カ月ほどで運転開始にこぎつけた。

図 けいはんな第二太陽光発電所に並ぶ太陽光発電モジュール

図 けいはんな第二太陽光発電所に並ぶ太陽光発電モジュール

出所 関西電力

発電所の所在地は、京都府相楽郡精華町精華台(そうらくぐんせいかちょうせいかだい)。関西電力の所有地に建設した。発電所の出力は1MW(1000kW)で、関西電力は年間発電量を約1.4GWh(140万kWh)と見込んでいる。日本の一般世帯における平均電力消費量にして約450世帯分に当たる。設備利用率を計算すると約16%と、日本のメガソーラーとしては高い値となる。

図 けいはんな第二太陽光発電所の所在地

図 けいはんな第二太陽光発電所の所在地

出所 関西電力

けいはんな第二太陽光発電所は、関西電力グループが国内で運営する太陽光発電所としては11カ所目となり、11カ所合計の出力は約81.7MW(8万1700kW)となる。同グループはほかにも風力発電所(出力合計18MW:1万8000kW)、バイオマス発電所(200.7MW:20万700kW)を運営しており、さらに風力発電所2カ所、バイオマス発電所2カ所の建設を予定している。加えて、既設の水力発電所の設備更新や小水力発電所の設置で、発電出力を合計で30.2MW(3.02万kW)増加させている。関西電力グループは今後も再生可能エネルギーを利用した発電所の建設を進める方針を示している。


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関西電力

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