フランスRenaultは2018年10月1日(中央ヨーロッパ時間)、小型電気自動車(EV)「Renault K-ZE」を発表した。車体を小さく、蓄電池の蓄電容量の控えめにして手頃な価格で購入できるEVとして開発したものだという。2019年に中国で発売し、その後世界各国での提供を始める予定だ。
図 Renaultが発表した小型EV「Renault K-ZE」
出所 Groupe Renault
Renaultはこの車両の詳細な仕様をまだ公開していないが、満充電状態からの航続距離はヨーロッパ標準であるNEDC(New European Driving Cycle)で250kmほどになるという。そして、急速充電器を利用すると、蓄電容量の80%までの電力を50分未満で充電するとしている。
そして、Renault K-ZEは中国東風汽車集団(Dongfeng Motor Group)、日産自動車と合弁で設立した「e-GT New Energy Automotive」が中国で生産する。Renaultは中国がEVにとって最大かつ最速で成長している市場であるとしている。価格を抑えたRenault K-ZEは、この市場に向けた車種と言えるだろう。
また2020年には既存車種である「Clio」のハイブリッド車や、「Megane」「Captur」のプラグインハイブリッド車を発売する計画も発表している。
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Groupe Renault