Amazonは2018年10月16日(グリニッジ標準時)、イギリスで運営している複数の配送センターの屋根に太陽光発電システムを設置すると発表した。発電容量は合計で20MW(2万kW)となる予定だ。Amazonは2017年3月に、2020年までに世界中の配送センター50カ所に太陽光発電システムを設置する計画を発表している(参考記事)。今回の発表もその計画の一環だ。
図 Amazonの物流センター。屋根をぎっしり埋めるように太陽光発電モジュールを設置してある
出所 Amazon
まずは、10カ所の配送センターに大規模な太陽光発電システムを今後18カ月以内に設置する計画だという。さらに、多数の配送センターに定置型蓄電池も設置する。電力単価が低い時間帯に充電し、高い時間帯に充電した電力を消費して、電力会社からの受電量を最小限に抑え、送電網が一般消費者の需要に応えられるように支援する。さらに、送電系統の周波数が乱れたときや、過大な電力が流れそうなときに、蓄電池を利用したサービスを送電業者に提供するとしている。
そしてAmazonは、100%再生可能エネルギー由来の電力の供給を受ける契約を締結した。この電力は再生可能エネルギーで発電したと第3者から証明を受けているもので、イギリス国内で稼働しているAmazonのオフィスビルや配送センターで消費する。
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