Peugeotは2019年2月25日(中央ヨーロッパ時間)、電気自動車(EV)「Peugeot e-208」を発表した。2019年の秋から発売の予定。3月7日から17日にスイス・ジュネーヴで開催予定のジュネーヴ・モーターショーに出展するとしている。
図 Peugeotが発表した新型EV「Peugeot e-208」
出所 Peugeot
Peugeot e-208は、同時発表の「Peugeot 208」と共通の車体を使用している。ちなみにPeugeot 208は、ガソリンエンジン車とディーゼルエンジン車の2種類が存在する。PeugeotはEVであるPeugeot e-208と合わせて、3種類の駆動機構を用意し、消費者が好みで選べるようにしたという。
Peugeot e-208の最大出力は136hp(100kW)で、最大トルクは260Nm。「Eco」「Normal」「Sport」の3種類の走行モードを用意しており、「Eco」に設定すると電力消費を極力節約し、走行可能な距離を伸ばす。「Sport」に設定すると、最大の走行性能を発揮する。
搭載しているリチウムイオン蓄電池の蓄電容量は50kWhで、航続距離は燃費試験法の世界標準であるWLTP(Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure)で最長340km。ヨーロッパ標準であるNEDC(New European Driving Cycle)では450kmに達する。そしてPeugeotは、8年間あるいは走行距離16万kmまで、蓄電池の蓄電容量を新車の状態と比べて少なくとも70%を維持することを保証するとしている。
充電時間は、住宅のコンセントを利用すると16時間、住宅用充電器を利用すると5時間15分。出力100kWの商用急速充電器を使うと、30分で最大蓄電容量の80%まで充電できる。
図 急速充電器を使うと、30分で80%まで充電できる
出所 Peugeot
また、車線逸脱を検知して戻す機能や、全自動で駐車場に駐車する機能、緊急時の自動ブレーキなど安全運転支援機能も搭載している。
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