日本郵便は2019年3月26日、2020年度末までに現在使用している集配用軽自動車バン1200台をすべて電気自動車(EV)に入れ替えると発表した。2013年度から電気自動車を試験的に導入し、環境画の影響、実用性、業務効率などさまざまな点を検証し、EVへの切り替えを決めた。
図 日本郵便が新たに導入する集配用EVのイメージ
出所 三菱自動車工業
新たに導入するEVは三菱自動車工業の「ミニキャブ・ミーブ バン」軽自動車サイズのバンだ。この車種には座席が2つのタイプと4つのタイプがある。集配用に使う車両は座席が2つのタイプを選ぶ可能性が高いだろう。このタイプは蓄電容量16kWhのリチウムイオン蓄電池を搭載しており、満充電状態からの航続距離は日本標準のJC08モードでおよそ150km。
日本郵便はミニキャブ・ミーブ バンを2019年11月に200台導入し、その後2020年2月に200台、2020年4月以降に800台導入する計画を立てている。
日本郵便はこれまでも、業務用車両に排出ガスが少ない車種を使用したり、サービス改善による再配達の削減に取り組むなど、CO2排出量削減に取り組んできている。EVへの切り替えもその一環となる。