[スペシャルインタビュー]

新国際標準をつくるIECのスマートグリッド戦略を聞く!<第2回>=SMB SG3(スマートグリッド担当)が目指すもの=

第2回:IEC SMBに、スマートグリッド戦略グループ(SG3)を設立
2011/10/10
(月)
SmartGridニューズレター編集部

スマートハウスからスマートコミュニティへと進展をみせるスマートグリッドの世界は、電力・エネルギー危機を背景に、新しいビジネスを求めて、日本を含むアジアや、米国、欧州においても、活発な展開を見せている。ここでは、スマートグリッドの国際標準化を推進しているIEC(国際電気標準会議)/SMB(標準管理評議会)のSG3(スマートグリッド担当)の日本代表である、九州大学大学院 電気システム工学部門の合田忠弘(ごうだただひろ)教授に、スマートグリッドについて国際標準化の動向や、世界各国の取り組みをお聞きした。また、合田教授がマイクログリッドやスマートグリッドに取り組んだ動機をはじめ、IECとNISTやIEEEなど他の標準化団体との連携や、スマートグリッドが拓く新しいビジネスモデル等もお聞きした。

新国際標準をつくるIECのスマートグリッド戦略を聞く!<第2回>

≪1≫IECの組織構成と戦略グループ(SG)の位置づけ

■ 合田先生が、本格的にスマートグリッドに取り組まれたのはいつ頃からでしょうか。また、IEC(国際電気標準会議)の活動に参加された時期はいつ頃でしょうか。

合田 忠弘教授(九州大学大学院、IEC SMB SG3日本代表)
合田 忠弘教授
(九州大学大学院、
IEC SMB SG3日本代表)
 

合田 それでは、図1に示す国際標準化組織であるIEC(International Electro-technical Commission、国際電気標準会議)の組織を見ながら説明しましょう。

図1に示すように、IEC総会の下にある標準管理評議会(SMB:Standardization Management Board。注1)の下には、「セクターボード」(SB、注2)や、2009年4月に広範な分野が関連するスマートグリッドの標準化を推進するため新たに設立された「戦略グループ」(SG:Strategic Group)、さらに複数の専門委員会(TC:Technical Committee)などがあります。

注1 SMB:Standardization Management Board、SMBの下にある、戦略グループ(SG:Strategic Group)やセクターボード(SB:Sector Board)と連携しながら、専門委員会(TC:Technical Committee)の設置や改廃、TCの幹事国の割り当ておよび議長の任命、TCの業務の調整などを行う組織。
注2 SB:Sector Board、セクターボード。SMB(Standardization Management Board,標準管理評議会)直下に位置し、産業界の意見をIEC の標準化作業に反映させるために複数のTC(技術委員会)を横断的にカバーする評議会

■ なるほど。IECのスマートグリッドについては、この戦略グループ(SG:Strategic Group)が標準化の要となっているのですね

合田 そうですね。私がIECの標準化に取り組むようになったのは、実際にIECの標準を策定するTC(技術委員会)を横断的に関与するセクターボード(SB:Secter Board)という組織に所属してからです。


図1① 欧州の国際標準化 組織:IECの組織と戦略グループ(SG)の位置づけ(クリックで拡大)

図1① 欧州の国際標準化 組織:IECの組織と戦略グループ(SG)の位置づけ



当時、このセクターボード(SB)には、図1②に示すように、

(1)SB1:送変電および配電分野を担当〔SB1は、その後、ACTAD(Advisory Committee on Electricity Transmission and Distribution、送変電および配電)という名称に変更された。2010年9月〕
(2)SB3:産業オートメーションシステムを担当
(3)SB4:通信ネットワーク分野を担当

と3つがあり、私はSB1に所属することになりました。これは、世界各国から、約20名程度のメンバー構成でした。

■ いつ頃のことですか。

合田 はい、2004年頃でした。丁度このころ、SB1で次世代電力ネットワークを検討する機運が高まり、電力機器を中心とした電力網だけでなく効率的な電力系統運用を踏まえた次世代電力制御の世界標準を議論する必要が出てきました。この時期、日本電機工業会(JEMA)でこの関係の検討委員会の委員長をしていた関係でIECに参加することになりました。この時期は、まだスマートグリッドということではありませんでした。

これ以降規格づくりに関与するようになっていきます。この活動の成果の一つに、UHV(Ultra-High-Voltage)の標準電圧として1100kV(キロボルト)をIEC規格とした件があります。これは、日本で使用されているUHVの電圧(1100kV)が、IECの標準電圧として採用されたのです。このような標準化活動の中で、SB1でスマートグリッドのような新たなテーマを検討していきましょうということになりました。


≪2≫IEC SMB内に4つのSG(戦略グループ)を設置

■ その当時から「スマートグリッド」という用語が使用されていたのですか。

合田 いいえ、その時点ではスマートグリッドではなく、日本は「マイクログリッド」と言い、それから欧州は「スマートグリッド」と言うというような状態で、現在いわれている「スマートグリッド」とは若干異なるイメージです。

このような活動をSB1でやっているうちに、前述した図1の②に示す、TC8(第8技術委員会)もスマートグリッドを取り上げましょうという話が起こってきたのですね。

そこで、TC8のほうから先に、SMBの総会にスマートグリッドの国際標準化に関する提案が出されたのです。その審議の結果、SMBの下に表1に示すように、「戦略グループ」(SG:Strategic Groups)が設置され2007年から2009にかけて、順次、SG1からSG2、SG3、SG4と4つのグループが設立されました。このうち、2008年に設立されたSG3(Strategic Group on Smart Grid)がスマートグリッドを担当することになり、私が日本の代表として参加することになったのです。

表1 SMB内の4つSG(Strategic Groups、戦略グループ)
SG 内 容 設 立
SG 1 Energy efficiency and renewable resources
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
エネルギー効率と再生可能エネルギー
2007年
SG 2 Standardization of Ultra High Voltage Technologies (UHV)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
超高電圧技術の標準化(交流1000kV以上、直流800kV以上)
2008年
SG 3 Smart Grid
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
スマートグリッド装置のインターオペラビリティを実現するためのフレームワーク(プロトコルや標準モデルを含む)の開発等
2008年
SG 4 LVDC distribution systems up to 1500V DC
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
スマートグリッド装置のインターオペラビリティを実現するためのフレームワーク(プロトコルや標準モデルを含む)の開発等
2009年


■ その当時、日本は、スマートグリッドに対する取り組みというのは、どのような状況でしたか。

合田 そうですね。前回お話ししたように、日本は、世界から比べますと、マイクログリッドという名前でしたが、非常にしっかりした取り組みが行われていました。例えば、2003年度から2007年度の5カ年にわたって、青森県八戸市や愛知県瀬戸市・常滑市、京丹後市などで、マイクログリッドの実証プラントがつくられ研究が行われましたが、これは、世界から比べても大変進んでいました。


≪3≫「スマートグリッド」は2009年からブームへ

■ そのあとにスマートグリッドのブームが来たのですか。

合田 スマートグリッド(次世代電力網)という用語は、2009年1月に誕生した米国のオバマ政権が、「グリーン・ニューディール」政策を展開し、2009年に米国の景気対策向けに、合計45億ドル(約4,000億円)の予算をスマートグリッド技術開発関連に投じることを決定したことから、急速に注目され、ブームとなりました。

第1回にも掲載した図2に示すように、それまではいろいろな言葉が使われていました。

図2 日本におけるスマートグリッドの検討経緯(クリックで拡大)

図2 日本におけるスマートグリッドの検討経緯


■ はい、そうでしたね。

合田 1990年代後半頃から、次世代の電力ネットワークをどうするかという話が始まっていて、この当時は、ちょうど電力の規制緩和(電力自由化時代)という動きがあり、電力(サプライサイド:電力サイド)の世界をどのように変えていくのかという議論が、活発に行われました。このような議論を経て、2000年代前半には、分散型電源や地球環境問題などがクローズアップされ、今度は、需要家サイド(デマンドサイド)をどうするかということが注目されるようになり、日本はマイクログリッドの研究開発が進みました。この頃に、HEMS(宅内エネルギー管理システム)やBEMS(ビル・エネルギー管理システム)なども注目されました。

■ なるほど。

合田 忠弘教授(九州大学大学院、IEC SMB SG3日本代表)
合田 忠弘教授
(九州大学大学院、
IEC SMB SG3日本代表)

合田 一番最初にマイクログリッドという言葉を使い出したのは米国でしたが、この頃に、マイクログリッドや、インテリグリッド(米国)、スマートグリッド(欧州)というようなことが言われるようになってきたのです。

それが2000年代後半(2010年頃)の低炭素社会時代になると、今度は、電力側(サプライサイド)と需要家側(デマンドサイド)の両者がどのように協調させていくかということが重視されるようになりました。

この頃になると、スマートメーターやデマンドレスポンス(DR:電力需給の制御)、需要家側に設置される分散形電源と従来の大型発電機による双方向電力潮流(電力側⇔需要側)などが注目され、さらに、双方向通信などのICT技術を駆使して電力を制御するという「スマートグリッド」(次世代電力網)の姿が具体的に見えるようになってきました。

■ ようやく整理されてきたということですか。

合田 その通りです。スマートグリッドというのは、昔言われていたスマートグリッドよりも進化していて、電力側の電力ネットワーク(送電網)を変えること同時に、、需要家をどうするのか、さらには両者のバランスをも意識して議論され出したことが重要である、というふうに私は理解をしています。


≪4≫米国に3,000社もの電力会社があるのは特殊な事情

■ ここで、電力側(電力供給会社)の状況についてお聞きしたいのですが、日本と欧米の違いなど。

合田 歴史的に見ますと、日本も紆余曲折(例;昭和の初期には日本に電力会社が850社もあった)して、現在は、10電力会社に集約されていますが、この状況は、欧州の電力会社も日本の状況に似て、集約されています。ただ、欧州の場合は日本と違って陸続きになっていることや欧州連合(EU)など国同士の協力関係もあるため、電力の相互融通が活発です。ですから競争相手は、国内だけでなく国外の企業も競争相手となります。

例えばフランスの場合は、最大の電力会社としてEDF(Électricité de France、フランス電力公社)がありますが、このほか、EDFに比べてシェアの小さいSNET、CNR、SHEMなどの発電会社があります。このほか、欧州の場合は、ライバルとして自国ではなく、国外の発電・配電会社があります。

イタリアの大手電力会社エネル(Enel SpA)は、イタリア国内で独占的なシェアを持ち、国際的にも上位に位置する電力会社で、海外でも発電を行う一方、フランスから電力を購入しています。ドイツのエーオン(E.ON)は、電力・ガスなどを供給する欧州でもトップクラスの大手電力・エネルギー会社です。ですから欧州は、どちらかというと日本に近いような感じですね。

■ すると、現在、電力会社が3,000社もあるといわれている米国は、国際的に見て特殊な状況なのですね。

合田 そうですね。ただ電力の自由化が起こったときに、例えば英国などは、国営(電力庁)の発電局が、1999年の電力自由化法の成立によって発電3社と送電1社に分割民営化されたのをはじめ、さらに50社くらいの新規参入企業がありました。また、各地区配電局(12局)も地域配電会社に民営化されたりした時期もありました。

■ なるほど。

合田 そのような電力の自由化状況は、現在でも多少の違いはありますが、ある時期まではすすんだのですが、その時期以降はそのままで続いてきていると思います。というのは、米国のカリフォルニア州の、カリフォルニア・ガス・アンド・エレクトリック(Pacific Gas and Electric Company, PG&E)が2000年のカリフォルニア電力危機の際に経営危機に陥り、つぶれたということがありました。それからエンロン(米国テキサス州ヒューストン)の巨額な不正経理問題など明るみに出て、倒産(2001年12月)する問題が起こったりしました。このため、私は、あの時点から、電力の自由化というのは止まってしまっていると思っています。ですから、その時点から電力会社の形態自身は、あまり変わっていないのではないかなと思っています。


≪5≫IEC SMB SB1(セクターボード1)からSG3への進展

■ なるほど。そういう動きの中で、合田先生がIEC SMB SG3(スマートグリッド担当)の日本の代表として、活躍されるようになられた背景についてお話いただけますか。

合田 忠弘教授(九州大学大学院、IEC SMB SG3日本代表)
合田 忠弘教授
(九州大学大学院、
IEC SMB SG3日本代表)

合田 SG3の日本代表になったいきさつについて明確なことは、自分でもわからないところがありますが、ただSG3を担当する前に、先ほど申し上げましたように、SMBのSB1(セクターボード1:送変電および配電分野を担当)の委員をずっとやっていたことと関係があったのではないかという気がします。このSB1ではスマートグリッドや、あるいは次世代電力ネットワーク、マイクログリッドなどをIECで取り組もう、というような議論をしていたからです。

■ なるほど。ところで、その当時(2007年〜2008年頃)、日本の電気学会とか、いわゆる電気関係の団体などは、スマートグリッド関係への取り組みとか、議論はどのような状況でしたか。

合田 電気学会では、学会の活動としてマイクログリッドなどのテーマをいろいろ議論をしていましたし、それから、このIEC SMB SB1に対しても、国内の対応委員会がありまして、そこに電気学会やいろいろな組織が参加していました。ですから、このSB1に日本の代表が参加し議論する場合は、日本としての意見をまとめるため、SB1対応委員会で議論しました。具体的には、電気学会をはじめ、経産省から規格担当者や、日本規格協会の中に設置されたAPC(IEC Activities Promotion Committee of Japan, 財団法人 日本規格協会 IEC活動推進会議)などのメンバーが参加していました。


≪6≫IEC SMB SG3では、3つのグループがスマートグリッドの規格を策定

■ その後、スマートグリッドは、SG3が担当するとのことでしたが、SG3ではどんなことが議論されていて、各国のメンバーはどんな思いで参加しているのでしょうか。

合田 スマートグリッドというのは、これからの電力ネットワークの形態を決めるようなものですね。それで、一口に電力ネットワークといっても、非常に広範囲なものが含まれますね。ですから、うまく標準規格をつくっていかないと、各国でばらばらになってしまうため、とにかくしっかりした統一的な規格をつくっていこうということで、各国も非常に力を入れています。

■ それは素晴らしいですね。

合田 しかし、スマートグリッドの取り組みについては、各国によって大分温度差がありまして、例えば、一番最初のSG3を立ち上げるとき(2008年頃)に、IECに参加している世界中の国(参加国:81ヵ国、2011年9月現在。http://www.iec.ch/dyn/www/f?p=103:5:0)に、参加しませんかと挙手を求めたときに、最初に手を挙げたのは13カ国しかなかったのです。このように、当時、興味を持っている国が非常に少なかったのです。参考までに、表2に、現在のIEC SMB SG3(スマートグリッド担当)の役員構成(2011年9月現在)を示します。

表2 IEC SMB SG3(スマートグリッド担当)の役員構成(2011年9月現在)
構成員 氏 名 国 名
議長 Mr Richard Schomberg FR フランス
委員1 Mr Mark R. Amos AU オーストラリア
委員2 Mr Xiaomin Bai CN 中国
委員3 Mr Santiago Blanco Pére ES スペイン
委員4 Ken Caird US 米国 
委員5 Mr Antonio Marcos Campos BR ブラジル
委員6 Teus de Zwart NL オランダ
委員7 Mr Eugenio di Marino IT イタリア
委員8 Mr Karl Elfstadius SE スウェーデン
委員9 Mr Tadahiro Goda(合田忠弘) JP 日本 
委員10 Mr Eckardt Günther DE ドイツ
委員11 Mr Tae-Wan Kim KR 韓国
委員12 Mr Ivano Labricciosa CA カナダ
委員13 Mr Eric Mewhinney CA カナダ
委員14 Mr Thomas Schaub CH スイス
委員15 Mr John Sinclair GB イギリス
委員16 Mr Serge Volut FR フランス


■ そうだったのですか。それでは、13カ国でスタートしたのですね。

合田 はい。アジアからは、日本、中国、韓国で、米国、カナダとブラジル、あとは欧州でした。その後、オーストラリアやスペインが参加し、現在は15か国が参加しています。SG3の会合は、年に2回〜3回ぐらいの間隔で開かれています。

■ 具体的な活動テーマは、どのようなものでしょうか。

合田 そうですね、SG3全体の活動のほかに、次の3つのグループをつくっています。

【第1グループ】ロードマップの策定
第1グループは、どのようなステップでスマートグリッドの規格を策定していくかという「スマートグリッドのロードマップ」をつくるグループです。

【第2グループ】基本アーキテクチャーの策定
第2グループは、スマートグリッドの基本アーキテクチャーを検討し策定するグループです。

【第3グループ】ユースケースの策定
第3グループは、スマートグリッドがどのように利用されるかという、ユースケースの策定を行うグループです。

一応、各国はどれかのグループに属するということになっていまして、私(日本)はユースケースのグループに参加しています。

(第3回に続く)


バックナンバー

<新国際標準をつくるIECのスマートグリッド戦略を聞く!>

第1回:日本におけるスマートグリッド/マイクログリッドの始まり

第2回:IEC SMBに、スマートグリッド戦略グループ(SG3)を設立

第3回:スマートグリッドの標準化に向けた各国の動き

第4回:20XX年に向けた「新しい電力システムの提案」とその構築

第5回(最終回):日本が目指すべきスマートグリッドの方向性


プロフィール

合田忠弘〔九州大学大学院 システム情報科学研究院 電気システム工学部門(電気エネルギー・環境工学講座担当)教授 工学博士〕

合田忠弘(ごうだ ただひろ)氏

現職:
九州大学大学院 システム情報科学研究院 電気システム工学部門(電気エネルギー・環境工学講座担当)教授 工学博士

【略歴】
1973年3月 大阪大学大学院工学研究科修士課程修了。
1973年4月 三菱電機(株)入社。電子計算機やマイクロプロセッサを使用した電力系統の保護制御システム(系統安定化・事故波及防止システムや電圧無効電力制御システムなど)の開発・製造、パワーエレクトロニクスや電力自由化・規制緩和関連システム(電力取引関連システムやPPS 向け需給制御ステムなど)の開発・製造、系統解析シミュレータやマイクログリッドの開発に従事。同社の電力系統技術部長、電力流通システムプロジェクトグループ長を歴任。
2006年3月 三菱電機(株)を退社。
2006年4月より、現職。電力系統の安定度解析やマイクログリッドおよびスマートグリッドの運用制御方式の研究を実施。

<受賞・学会活動他>
1980年 日本電機工業会進歩賞、1991年 電気学会論文賞を受賞。工学博士。
2006年 電機工業会功労賞受賞

<主な著書>(いずれも共著)
「ITが拓く電力ビジネス革命」:オーム社(2002年)。「マイクログリッド」:(社)日本電気協会新聞部(2004年)。「エネルギーの貯蔵・輸送」:NTS社(2008年)。「スマートグリッドの構成技術と標準化」:日本電気協会(2010年)。「スマートグリッド教科書」:インプレスジャパン(2011年)。


 

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