2015年9月15日、九州電力株式会社は、電力小売全面自由化に向けた新料金メニューのイメージを公開した。また、料金メニューのリニューアルに伴い、季時別電灯注1など時間帯別に料金を設定している一部の料金メニューについては、2016年4月以降新規加入を停止する。
九州電力は、2016年4月より始まる電力小売全面自由化に向けて、顧客のライフスタイルに合わせて選べる新しい料金メニューを検討している。そのなかで、現行の季時別電灯など時間帯別に料金を設定している一部の料金メニューについては、より細かな時間帯区分(季節・昼夜・平休日など)を設けた新しい料金メニューにリニューアルすることを決定している(図1)。新しい料金メニューの全体像・料金などについては、今後も検討を進め、2016年1月頃に改めて発表する予定となっている。
また、同社は、料金メニューのリニューアルに伴い、季時別電灯など時間帯別に料金を設定している一部の料金メニューについては、2016年4月以降新規加入を停止する。新規加入を停止する料金メニューは表1の通りとなっている。なお、これらの新規加入を停止する料金メニューに2016年3月31日時点で加入している場合は、2016年4月以降も契約を継続できる。
【新】 | 【現行】季時別電灯 |
---|---|
対象 | 「季時別電灯」・「時間帯別電灯」・「ピークシフト電灯」 「深夜電力A」・「深夜電力B」・「第2深夜電力」 |
||
---|---|---|---|
時期 | 2016年4月1日から新規加入を停止
|
〔出所:九州電力プレスリリースより、http://www.kyuden.co.jp/press_h150915-1〕
▼注1
季時別電灯:使用量の料金単価を2季節(夏季/その他季)3時間帯(デイタイム/リビングタイム/ナイトタイム)に分けて設定している(デイタイムは割高、ナイトタイムは割安になっている)。電気の使用をデイタイムからリビングタイム/ナイトタイム、またはリビングタイムからナイトタイムに移すことにより、電気料金が割安になるメニュー。
■リンク
九州電力