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外出先からスマホアプリで自宅の様子を確認できる「au HOME」、月額490円でサービス提供へ

2017/05/31
(水)
SmartGridニューズレター編集部

KDDIと沖縄セルラーは、外出先からスマートフォンの専用アプリケーションで自宅の様子を確認可能とするサービス「au HOME」を発表した。

KDDIと沖縄セルラーは2017年5月30日、外出先からスマートフォンの専用アプリケーションで自宅の様子を確認可能とするサービス「au HOME」を発表した。サービス提供開始時期は7月下旬以降。KDDIが提供している家庭向け光回線サービス「auひかり」の利用者に向けて、月額基本料490円(税別:以下同様)で提供する。このほかに「au HOMEデバイス」の購入が必要。

au HOMEデバイスは、auひかり利用者宅にKDDIが設置しているインターネットゲートウェイ(無線LANルーター)と通信し、インターネット経由でデータをKDDIが運営するサーバーに送信する。利用者はスマートフォンの専用アプリケーションでKDDIのサーバーにアクセスすることで、自宅の様子を確認できる。

インターネットゲートウェイとau HOMEデバイスは、「Z-Wave」で通信する。デンマークのZensys社とZ-Waveアライアンスが開発策定している無線通信プロトコルだ。通信速度は100kビット/秒。KDDIは、au HOME利用者すべてに、Z-Wave通信に必要な「無線通信アダプタ」を提供する。これは、インターネットゲートウェイのUSB端子に接続して使用する。

au HOMEデバイスは、自宅の様子を検知するセンサーとなる機器。サービス提供開始当初は5種類の機器を用意する。すべてauショップとKDDIの通販サイト「au WALLET Market」で販売する。1つ目は玄関などの鍵の開閉状態を検知する「鍵開閉状況センサー01」。価格は8800円。扉の内側にある鍵の開け閉めに使うつまみ(サムターン)にかぶせるように取り付けて使用する。専用アプリケーションで、開閉状態と、開閉履歴を確認できる。

図 au HOMEのサービス開始当初に提供するau HOMEデバイス5種類。上段左から「鍵開閉状況センサー01」「ネットワークカメラ01」「開閉センサー01」。下段左から「マルチセンサー01」「マルチセンサー02」

図 au HOMEのサービス開始当初に提供するau HOMEデバイス5種類。上段左から「鍵開閉状況センサー01」「ネットワークカメラ01」「開閉センサー01」。下段左から「マルチセンサー01」「マルチセンサー02」

出所 KDDI

2つ目は「ネットワークカメラ01」。価格は1万800円。ほかのau HOMEデバイスとは異なり、この機器だけはインターネットゲートウェイと無線LANで通信する。カメラ設置した場所から映る部分の様子を専用アプリケーションで確認できる。マイクとスピーカーも内蔵しており、自宅と外出先のスマートフォンの間で音声でやり取りも可能になっている。

3つ目は「開閉センサー01」。価格は3000円。窓やドア、引き出しなどに設置すると、専用アプリケーションから開閉状態や開閉履歴を確認できる。4つ目は「マルチセンサー01」。価格は3800円。これは開閉センサー01に温度、湿度、照度のセンサーを追加したもの。温度、湿度、照度の推移は、専用アプリケーションで確認可能。

5つ目は、「マルチセンサー02」。価格は5300円。一種の人感センサーだ。人やペットの動きを検知する。さらに、温度、湿度、照度のセンサーも内蔵している。検出データは専用アプリケーションで確認できる。

このほかにKDDIはコンセントにつながっている家電製品の消費電力を計測する「スマートプラグ」と、赤外線リモコンに対応する複数の家電製品の動作を制御する「赤外線リモコン」を2017年秋以降に提供するとしている。赤外線リモコンが利用できるようになれば、自宅の様子を確認するだけでなく、自宅の家電製品の遠隔制御も可能になる。さらにKDDIはほかの機器をau HOMEデバイスとして追加していく意向を示している。また、Googleの音声認識技術「Googleアシスタント」との連携も予定しているという。


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KDDI

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