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ぷらっとホーム、OpenBlocks IoTシリーズに「地域BWA通信」に対応した新製品を追加

2017/06/05
(月)
SmartGridニューズレター編集部

ぷらっとホームは、小型Linuxサーバー「OpenBlocks IoT」シリーズに、新製品「BX5」を追加すると発表した。

ぷらっとホームは2017年6月2日、小型Linuxサーバー「OpenBlocks IoT」シリーズに、新製品「BX5」を追加すると発表した。インターネット側の回線として、NTTドコモ、KDDIの携帯電話通信網と、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANに対応するほか、新たに「地域BWA:Broadband Wireless Access」に対応したことが特徴だ。8月に出荷開始の予定だが、価格はまだ検討中だとしている。

図 OpenBlocks IoTシリーズの新製品「BX5」

図 OpenBlocks IoTシリーズの新製品「BX5」

出所 GMOクラウド

地域BWAとは、2.5GHz帯を利用した無線通信方式で、地方自治体をカバーする程度の通信エリアを持つ。地方企業が自治体と協力して総務省に届け出ることで、基地局開設許可を得ることができる。全国で50者ほどが基地局を設置しており、防災情報の配信や商店街の監視カメラ画像の伝送、児童や高齢者を見守るサービスなどに活用する例が多い。

地域BWAの通信方式は2.5GHz帯を利用したWiMAX/AXGP。「既存システム」と「高度化システム」の2種類があり。既存システムはモバイルWiMAXを使用しており、下りで最大15.4Mビット/秒の通信可能。高度化システムはWiMAX R2.1AEとAXGPを利用しており、下りで最大220Mビット/秒で通信できる。新発表のBX5で地域BWAに対応することで、IoTシステムのインターネットに向かう通信路の選択肢が増えた。

OpenBlocks IoT BX5の主な仕様は以下の通り。Intelの小型ボードコンピュータ「Edison」を搭載しており、Edisonが備えるデュアルコアのAtomプロセサ(500MHz)をCPUとして利用している。メモリ容量は1Gバイトで、フラッシュメモリは4Gバイト搭載している。そしてOSとしてDebian GNU/Linuxをプレインストールしている。

無線通信のインタフェースは、NTTドコモとKDDIの携帯電話通信網と無線LANのほか、Bluetooth 4.0を備える。有線のインタフェースは独自の「BX1」コネクタを備える。別売りでBX1コネクタからUSBやRS-232C、RS-485に変換するケーブルを提供している。


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