レノバと大阪ガスは2019年2月25日、徳島県徳島市で建設に向けて開発を進めていた木質バイオマス発電所「徳島津田バイオマス発電所」について、最終的に投資を決定した。発電所の建設と運営を担当するは徳島津田バイオマス発電所合同会社に出資する。レノバ、大阪ガスのほか、5社が出資を決めており、出資比率はレノバが36.1%、大阪ガスが33.5%、NECキャピタルソリューションと三菱電機クレジットが12.35%ずつ、ゲンボク、大利木材、徳島電機産業の3社が1.9%ずつ。
図 「徳島津田バイオマス発電所」の建設予定地
出所 大阪ガス
徳島津田バイオマス発電所の建設予定地は、徳島県徳島市津田海岸町の徳島港内。燃料には木質ペレットとパーム椰子殻(PKS:Palm Kernel Shell)を使用し、最大出力は74.8MW(7万4800kW)。レノバによる年間発電量の見積もりはおよそ500GWh(5億kWh)で、設備利用率は76.3%に達する。
図 「徳島津田バイオマス発電所」の完成予想図
出所 大阪ガス
発電所の建設は2019年春頃に始める予定で、運転開始は2023年3月を予定している。発電した電力は全量を再生可能エネルギーの固定価格買取制度を利用して四国電力に売電する。売電単価は1kWh当たり24円(税別)。