大阪ガスと九電みらいエナジーは、兵庫県姫路市に出力約75MW(7万5000kW)の木質バイオマス発電所を共同で建設すると発表した。
大阪ガスと九電みらいエナジーは2019年3月7日、兵庫県姫路市に出力約75MW(7万5000kW)の木質バイオマス発電所を共同で建設すると発表した。実際は大阪ガスの100%子会社であるガスアンドパワーが大阪ガスに代わって参加する。発電所の建設と運営はガスアンドパーと九電みらいエナジーが共同出資で設立した「広畑バイオマス発電株式会社」が担当する。出資比率はガスアンドパワーが90%で、九電みらいエナジーが10%。
図 木質バイオマス発電所の建設予定地
出所 九電みらいエナジー
発電所の建設予定地は兵庫県姫路市広畑区富士町。発電出力は約75MW。これは日本のバイオマス発電所としては最大級の規模だ。燃料には輸入木質チップ、国産木質チップ、パーム椰子殻を使用する予定。
この発電所は大阪ガスグループとしては7カ所目、九電みらいエナジーとしては9カ所目のバイオマス発電所となるという。そして、大阪ガスが設立したグリーンパワーフュエル(参考記事)が、運転開始当初から国産木質バイオマスを調達提供し、輸入燃料と混焼する予定だという。運転開始は2023年8月の予定。
関連記事
大阪ガス、国産木質バイオマスを調達販売する会社を3社共同出資で設立
2019年3月7日 0:00
岩手県大船渡市で国内最大級75MWのバイオマス発電所建設へ、JFEエンジニアリングがEPCを受注
2017年4月10日 0:00
国内最大級のバイオマス発電所を稼働、Daigasグループ
7月10日 0:00
千代田化工建設、千葉県袖ヶ浦市で国内最大級のバイオマス発電所の設計から試運転まで受注
2018年8月16日 0:00
東芝、「石炭のまち」の火力発電所の燃料を100%バイオマスに転換
2017年5月1日 0:00
九電みらいエナジーが九州外で初のメガソーラー運転開始、6月に福島で稼働開始のメガソーラーにも出資
2017年2月21日 0:00