大阪ガスは2019年3月7日、西信森林資源、日本製紙木材と合弁でバイオマス発電所向けに国産木質バイオマスの調達し販売する「株式会社グリーンパワーフュエル」を設立したと発表した。出資比率は大阪ガスが55%、西信森林資源が35%、日本製紙木材が10%。
図 大阪ガスの子会社が出資したバイオマスパワーテクノロジーズが運営する「松阪木質バイオマス発電所」
出所 バイオマスパワーテクノロジーズ
大阪ガスは三重県松阪市で「松阪木質バイオマス発電所」を運営しているバイオマスパワーテクノロジーズに子会社を通して出資するなど、国内7カ所のバイオマス発電所の事業に参加している。燃料となる国産木質バイオマスの調達については、多くの業者と協議、検討してきたという。
今回、林業について豊富な知見を持つ西信森林資源と、国産木質バイオマスを多く扱ってきた実績を有する日本製紙木材と共同でグリーンパワーフュエルを設立し、国内の林地未利用木材などを発電用燃料として調達、搬送する体制を作った。グリーンパワーフュエルは、大阪ガスグループが国内で保有している、あるいは開発を進めている複数のバイオマス発電所へ長期的に安定して木質バイオマスを供給する。将来は他社が運営するバイオマス発電所への木質バイオマスの供給も検討している。
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