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大和リース、水面を利用した太陽光発電施設「DREAM Solar フロート1号@神於山」を着工

2015/04/06
(月)
SmartGridニューズレター編集部

2015年4月6日、大和ハウスグループの大和リース株式会社(以下:大和リース、大阪市中央区、代表取締役社長:森田 俊作)は、大阪府岸和田市のため池「傍示池」(ほうじいけ)を利用し、総出力約1MWの太陽光発電施設「DREAM※1 Solarフロート1号@神於山(こうのやま)」を4月14日より着工することを発表した。

同物件は2014年10月に大阪府、岸和田市、傍示池の施設・財産管理者である岸和田市神於山土地改良区と大和リースの4社で、事業推進協力について連携協定を締結し、2015年10月より、同施設で発電した電力を関西電力株式会社に全量売電を予定している。

 完成予想図

同施設は、大阪府内では初めてのため池を利用した太陽光発電施設となり、2015年10月(予定)より20年間の発電事業を行う。大和リースが発電事業者となり、建設から運営までを大和ハウスグループが行うことで、再生可能エネルギー事業のワンストップサービスを提供する。 また、売電収入の一部を大阪府及び岸和田市に対して寄付を行い、寄付は環境、エネルギー、農業関連の施策推進への利用を予定している。

同施設の概要は次のとおり。

「DREAM Solarフロート1号@神於山」概要

事業名称 DREAM Solarフロート1号@神於山
所在地 岸和田市神於山土地改良区 傍示池 岸和田市尾生町4006
敷地面積 20,389㎡
使用面積 約10,000㎡(傍示池満水面積:約16,000㎡)
発電事業者 大和リース株式会社
施設・財産管理者 岸和田市神於山土地改良区
設計・施工 大和ハウス工業株式会社
着工 (起工式) 2015年4月14日
竣工(予定) 015年 9月30日
売電開始(予定) 2015年10月1日
事業期間(予定) 20年間
太陽電池最大発電出力値 約1,044kW
太陽電池モジュール ジンコソーラー製(出力260W、4,016枚)
年間予想発電電力量 約1,180,520 kWh/年
年間売電売上(見込み) 約3,776万円(見込み)
投資額(総事業費) 約5億円
環境貢献効果 消費電力量換算:約328世帯分/年※2
  CO2 削減交換換算:約575t-CO2/年※3

 


※1:D:Daiwa House Group(大和ハウスグループ)、R:Renewable(再生可能)、E:Energy(エネルギー)、A:Asset(資産)、M:Management(管理)

※2:大阪府エネルギー政策課数値より

※3:平成24年電力事業連合会数値より

■リンク
大和リース

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