Teslaは2017年5月10日(米国時間)、太陽光発電モジュールの新製品「Solar Roof」の予約受付を開始した。同社のWebページで申し込める。Solar Roofは2016年10月にTeslaが発表した太陽光発電モジュール。既存の太陽光発電モジュールとは全く異なり、屋根瓦そっくりに見えるモジュールだ。しかも、一般的な屋根瓦よりもかなり頑丈な作りになっている。「Textured Glass Tile」「Smooth Glass Tile」「Tuscan Glass Tile」「Slate Glass Tile」の4種類のそれぞれ模様が異なるモジュールを提供する予定だったが、今回は「Textured Glass Tile」「Smooth Glass Tile」の注文のみ受け付けており、残りの2種については2018年中に発売予定としている。
図 4種類のSolar Roof。左から「Tuscan Glass Tile」「Slate Glass Tile」「Textured Glass Tile」「Smooth Glass Tile」。真上から見ると太陽電池セルが見えるが、地面から見上げると屋根瓦にしか見えない
出所 Tesla
TeslaのWebページでは住所と住宅の敷地面積を入力して、併設する定置型蓄電池「Powerwall」の台数を指定すると、設置後30年間の収支を計算して表示する。この値は、地域によって異なる日照条件もある程度考慮した計算となっている。ただし、日本語のWebページには収支を計算する機能はない。ちなみに、Solar Roofだけの価格は1ft2(約929cm2)当たり、21.85ドル(約2491円:1ドル=114円で換算)程度になるという(条件によって異なる)。
図 住所などを指定して、30年間の収支を表示したところ
出所 Tesla
TeslaはSolar Roofの出荷開始時期について、前出の「Textured Glass Tile」「Smooth Glass Tile」はアメリカでは今年の夏からとしている。アメリカ国外では2018年出荷開始という予定を示している。
■リンク
Tesla