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CO2O、問題を抱える太陽光発電所の再生事業を開始

2015/08/27
(木)
SmartGridニューズレター編集部

2015年8月27日、株式会社CO2O(以下:CO2O、東京都港区、代表取締役:酒井 正行)は、計画した発電量の確保に問題を抱えている産業用太陽光発電所のオーナーを対象に、不具合個所の特定から改善提案および運用・保守(O&M)サービスまでを含めた太陽光発電所の再生事業を開始することを発表した。またCO2Oでは、自社がO&Mサービスを提供する太陽光発電所について、同社による改善提案を実施したうえで計画発電量を保証するサービスも開始する。

現在、太陽光発電所において、設計・施工および保守・運用体制の不備といった理由から、当初計画していた発電量が確保できないという問題が多発している。同社が開始する再生事業は、こうした太陽光発電所に対して、設計図書や各種履歴の確認、現地調査の実施、実日射強度や気温などの要素から想定発電量を算出し、改善に必要な費用と期待できる発電収益を明らかにしたうえで、運用効率を最大化する再生プランを提案するものである。また発電所の修繕実施後はO&Mサービスを提供し、太陽光発電所の資産価値と長期にわたる収益性の向上を図る。
 参考画像 設備点検業務イメージ

一方、再生事業と併せてサービスを開始する発電量保証プランは、同社による継続的なO&Mサービスの実施によって計画した発電量の維持を保証するものである。これにより同社が提示した計画発電量を達成できなかった場合、発電量不足によって生じた売電収益の損失を年間O&M費用を上限として補填する。具体的な条件については、顧客との事前協議によって取り決めることになる。
また、同社では保険会社との協力による保証内容の拡充を計画しており、2015年秋からの導入を予定する。


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CO2O

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