日本初のIP500対応モジュール「CNX100J」
続いて、IP500 Alliance Asia Pacific/Japanのプレジデントである豊崎 禎久(とよさき よしひさ)氏(写真2)は、2015年9月14日に、日本初のIP500の技適注3対応製品として、コアネティクス(CoreNetiX、本社:ドイツ ベルリン)社の無線モジュール「CNX100J」が、認証機関のテュフ・ラインランド・ジャパンによって認証されたことを紹介した。また、今後は、モジュールやチップなどを含めてIP500対応の製品を増やしていくとともに、「減災」や「エンタテインメント」などの分野における日本の強みをIP500の国際標準規格に織り込んでいきたいと続けた。
最後に、日本においては2020年の東京オリンピック・パラリンピックの
(1)スタジアムのセキュリティシステム
(2)避難経路の誘導システム
(3)会場への誘導
(4)公共機関などの運行状況のモニタリング
などにおいてIP500の採用を目指すと締めくくった。
写真2 IP500 Alliance Asia Pacific/Japanのプレジデントである豊崎禎久氏
IP500 Allianceのブースでは、前述したCNX100Jを搭載したモジュール(写真3)のほか、今後IP500対応を予定している、ロームのスマートライティングソリューションを展示した(写真4)。IP500対応機器の増加とあわせて、IP500 Allianceの今後の動向が注目される。
写真3 CNX100Jを搭載したモジュールの展示
写真4 ロームによるスマートライティングシステムの展示