[展示会]

《2014 Japan IT Week 春 レポート》IoT時代を支えるM2Mソリューション技術とデバイスの現在

─ HEMS 時代の新ソリューションも実演! ─
2014/06/01
(日)
SmartGridニューズレター編集部

岡谷鋼機:「サービスゲートウェイ開発キット」をデモ・展示

岡谷鋼機(株)は、クラウドと連携したスマートコミュニティ向けの「サービスゲートウェイ開発キット」を開発、事業化ベースの実践的なデモを展開した(図1)。これによって、マンションディベロッパーや住宅メーカーは、太陽光発電や蓄電池などの「創エネ・畜エネ」を活用した、スマートマンションやスマートハウスへの対応が容易になるとあって、来場者の注目を集めた。

具体的には、ECHONET Liteの環境下で、写真1に示すスマートメーター、920MHz対応のWi-SUNモジュール、IoT向けインテルゲートウェイソリューションを利用したサービスゲートウェイ(HEMS)の3つを基本に、サーキュレータ、LEDランプ、電気錠などの負荷(機器)が接続され(写真2)、タブレット端末による表示(写真3)や遠隔制御のデモなどが行われた。また、家庭用畜エネとしてのリチウム電池(写真4)を負荷として接続したデモも行われた。

図1 会場でデモ展示されたシステム構成図

図1 会場でデモ展示されたシステム構成図

写真1 左から無線通信を行うスマートメーター、Wi-SUNモジュール、IoT向けインテルゲートウェイソリューション(サービスゲートウェイ:HEMS)

▲ 写真1 左から無線通信を行うスマートメーター、Wi-SUNモジュール、IoT向けインテルゲートウェイソリューション(サービスゲートウェイ:HEMS)

写真2 負荷として利用されたサーキュレータとLEDスタンド(この他、電気錠も使用)

▲ 写真2 負荷として利用されたサーキュレータとLEDスタンド(この他、電気錠も使用)

写真3 電力の使用量を表示(見える化)するタブレット端末(ゲートウェイ間はWi-Fi通信)

▲ 写真3 電力の使用量を表示(見える化)するタブレット端末(ゲートウェイ間はWi-Fi通信)

写真4 畜エネとしてのリチウム電池(右側。BAYSUN製、容量:1.4kWh)。中央はスマートコンセント。左端の白い小さな箱はHEMSとPoE(100BASE-T)で接続されたECHONET Lite対応の温度センサー(プロトタイプ。PoEから給電されるため電池が不要)。PoE:Power over Ethernet、イーサネットケーブルを通じて、イーサネットHUBから、端末(センサー等)に直流電力を供給する技術。

▲ 写真4 畜エネとしてのリチウム電池(右側。BAYSUN製、容量:1.4kWh)。中央はスマートコンセント。左端の白い小さな箱はHEMSとPoE(100BASE-T)で接続されたECHONET Lite対応の温度センサー(プロトタイプ。PoEから給電されるため電池が不要)。
PoE:Power over Ethernet、イーサネットケーブルを通じて、イーサネットHUBから、端末(センサー等)に直流電力を供給する技術。

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