[展示会]

《2014 Japan IT Week 春 レポート》IoT時代を支えるM2Mソリューション技術とデバイスの現在

─ HEMS 時代の新ソリューションも実演! ─
2014/06/01
(日)
SmartGridニューズレター編集部

三菱電機エンジニアリング(株)(東京都千代田区)では、振動発電を用いた無線センサーを展示。内蔵のバネで、工場などの振動を利用して発電(エネルギーハーベスト)し、センサーの電力をまかなう。搭載した加速度センサーによるデータの変遷を管理することで、工場の設備や橋梁、トンネル、鉄塔などの経年劣化や異常を監視する用途で開発を進めている。今年度中の製品化予定。

▲ 三菱電機エンジニアリング(株)(東京都千代田区)では、振動発電を用いた無線センサーを展示。内蔵のバネで、工場などの振動を利用して発電(エネルギーハーベスト)し、センサーの電力をまかなう。搭載した加速度センサーによるデータの変遷を管理することで、工場の設備や橋梁、トンネル、鉄塔などの経年劣化や異常を監視する用途で開発を進めている。今年度中の製品化予定。

沖電気工業(株)(東京都港区)は、HEMS向け920 MHz帯無線システムを展示。920MHz無線マルチホップ対応のスマートタップやUSBドングル、ECHONET Liteアダプタと、HEMSサービスゲートウェイを参考出品。

▲ 沖電気工業(株)(東京都港区)は、HEMS向け920 MHz帯無線システムを展示。920MHz無線マルチホップ対応のスマートタップやUSBドングル、ECHONET Liteアダプタと、HEMSサービスゲートウェイを参考出品。

(株)東芝(東京都港区)は、近接無線転送技術のTransferJet規格対応製品を紹介。TransferJetの周波数帯は4.48GHz帯で、無線伝送距離は0〜3cm、転送速度は560Mbps(最大実行速度375Mbps)で、会場では高解像度の画像転送のデモを展示。今後、上図のロードマップに示すように、2Gbps、10Gbpsという高速化への標準化が検討されている。

▲ (株)東芝(東京都港区)は、近接無線転送技術のTransferJet規格対応製品を紹介。TransferJetの周波数帯は4.48GHz帯で、無線伝送距離は0〜3cm、転送速度は560Mbps(最大実行速度375Mbps)で、会場では高解像度の画像転送のデモを展示。今後、上図のロードマップに示すように、2Gbps、10Gbpsという高速化への標準化が検討されている。

(株)村田製作所(京都府長岡京市)では、同社製のBluetooth Smartモジュールを組み込んだ、赤ちゃんのためのライフログツールを展示。忙しい母親が、ミルクをあげたりオムツを取り換えたりしたタイミングでボタンを押すだけで、簡単に育児日記が作成できる。また、家族内での赤ちゃんの生活リズムのシェアや、コミュニティサイトでの共有(M2M通信)で育児に役立てたいという。

▲ (株)村田製作所(京都府長岡京市)では、同社製のBluetooth Smartモジュールを組み込んだ、赤ちゃんのためのライフログツールを展示。忙しい母親が、ミルクをあげたりオムツを取り換えたりしたタイミングでボタンを押すだけで、簡単に育児日記が作成できる。また、家族内での赤ちゃんの生活リズムのシェアや、コミュニティサイトでの共有(M2M通信)で育児に役立てたいという。

コネクシオ(株)(東京都渋谷区)は、同社で取り扱っている920MHzモジュールなどを展示。センサーと920MHz汎用モジュールを使用して、鉄橋の歪みや劣化などの情報を受信するデモンストレーションを展開。

▲ コネクシオ(株)(東京都渋谷区)は、同社で取り扱っている920MHzモジュールなどを展示。センサーと920MHz汎用モジュールを使用して、鉄橋の歪みや劣化などの情報を受信するデモンストレーションを展開。

村田機械(株)(京都府京都市)では、リモートM2Mソリューションとして、遠隔接続システム環境を構築可能なGriDRIVE AS-203などを展示。認証や接続確立にNTTコミュニケーションズのm2m-x技術(ネット家電を接続・管理するための技術)を利用し、インターネット上にGriDRIVE AS-203を公開しなくても、機器間でのセキュアなVPN接続を構築できる。また、シリアルインタフェースを搭載しているため、シリアルインタフェースしかもたない機器にLANやインターネット経由で接続し、遠隔監視や遠隔制御が行える。

▲ 村田機械(株)(京都府京都市)では、リモートM2Mソリューションとして、遠隔接続システム環境を構築可能なGriDRIVE AS-203などを展示。認証や接続確立にNTTコミュニケーションズのm2m-x技術(ネット家電を接続・管理するための技術)を利用し、インターネット上にGriDRIVE AS-203を公開しなくても、機器間でのセキュアなVPN接続を構築できる。また、シリアルインタフェースを搭載しているため、シリアルインタフェースしかもたない機器にLANやインターネット経由で接続し、遠隔監視や遠隔制御が行える。

(株)NTTドコモ(東京都千代田区)は、M2MクラウドサービスToami(トアミ、日本システムウエア製)を展示。Toamiは、センサーから取り込んだ情報をFOMAユビキタスモジュールやM2Mゲートウェイ(Linux)を介し、モバイル回線(FOMA/Xi)を通してToamiクラウドサーバー(M2Mクラウド)に情報を集約。プログラミングすることなく必要な情報を抽出し、カスタマイズして表示できるシステムである。

▲ (株)NTTドコモ(東京都千代田区)は、M2MクラウドサービスToami(トアミ、日本システムウエア製)を展示。Toamiは、センサーから取り込んだ情報をFOMAユビキタスモジュールやM2Mゲートウェイ(Linux)を介し、モバイル回線(FOMA/Xi)を通してToamiクラウドサーバー(M2Mクラウド)に情報を集約。プログラミングすることなく必要な情報を抽出し、カスタマイズして表示できるシステムである。

NTTドコモは、docomoM2Mプラットフォームも展示。このシステムは、ジャスパー・テクノロジーズ(米国)のシステム(M2Mプラットフォーム)を使い、世界中のモバイル回線の開通、停止、故障部位の切り分け、課金の計算などの一元管理を実現する。

▲ NTTドコモは、docomoM2Mプラットフォームも展示。このシステムは、ジャスパー・テクノロジーズ(米国)のシステム(M2Mプラットフォーム)を使い、世界中のモバイル回線の開通、停止、故障部位の切り分け、課金の計算などの一元管理を実現する。

(株)日立ハイテクノロジーズ(東京都港区)は、Axeda(アクシーダ)社のプラットフォームを使用したM2M/IoTクラウドサービスについてセミナーを開催。同プラットフォームでは、Axeda社特許のFirewall-Friendlyシステムにより、監視する装置のグローバルIPアドレスが不要であるため外部から認識されず(プライベートIPアドレスを使用するため)、既存のインターネット回線でもセキュアな通信が行えるとのこと。

▲ (株)日立ハイテクノロジーズ(東京都港区)は、Axeda(アクシーダ)社のプラットフォームを使用したM2M/IoTクラウドサービスについてセミナーを開催。同プラットフォームでは、Axeda社特許のFirewall-Friendlyシステムにより、監視する装置のグローバルIPアドレスが不要であるため外部から認識されず(プライベートIPアドレスを使用するため)、既存のインターネット回線でもセキュアな通信が行えるとのこと。

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