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三菱重工など、8,000kW級の洋上風力発電設備を5基受注

2016/06/08
(水)
SmartGridニューズレター編集部

2016年6月8日、三菱重工業株式会社(以下:三菱重工、東京都港区、取締役社長 CEO:宮永 俊一)とデンマークのヴェスタス社(Vestas Wind Systems A/S)の洋上風力発電設備合弁会社であるMHI Vestas Offshore Wind A/S(以下:MHIヴェスタス)は、英国の再生エネルギー事業者であるEDF Energy Renewableが同国で計画する出力4万1,500kW級のブライス洋上風力発電実証プロジェクト(Blyth Offshore Demonstrator Project)向けに、世界最大出力8,000kW級の洋上風力発電設備V164-8.0MWを5基受注したことを発表した。
設備の完成と実証開始は2017年を予定する。また、契約には15年間の完全保守サービスも含まれる。

EDF Energy Renewableはフランスの大手電力会社EDFのグループ会社であり、EDF Energy社とEDF Energy Nouvelles社の折半出資で設立され、英国で陸上・洋上風力発電事業を手掛けている。

ブライス洋上風力発電実証プロジェクトは、ニューキャッスルの北方に位置するブライスの沖合5.7kmで計画されているものである。同プロジェクトでは、定格8,000kWのV164-8.0MWについて、パワーモードを使い最大8,300kWの出力で送電するだけでなく、66kVの電圧連系およびコンクリート製基礎などの革新技術について検証する。


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三菱重工

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