三菱重工業は2016年9月30日、デンマークのVestas Wind Systemsと合弁で設立したMHI Vestas Offshore Windの洋上風力発電設備「V164-8.0MW」を11基受注したと発表した。発注したのは英国のEuropean Offshore Wind Deployment Centre(EOWDC)。同社がスコットランドのアバディーン沖に計画している洋上風力発電所に導入する計画だ。運転開始は2018年の予定。
「V164-8.0MW」は、定格出力8,000kW。ただし、今回受注した11基は制御ソフトウェアを改良しており、出力を高める「パワーモード」を利用できる。パワーモードを備える「V164-8.0MW」の受注は世界初。
パワーモードを利用すれば、風向と風力の条件が良い場合に、出力を最大で8,400kWまで上げることができる。11基すべてでパワーモードが有効に働けば、合計最大出力は92,400kWとなる。
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三菱重工