三菱重工のデンマークの合弁会社が、世界最大出力の洋上風力発電設備を受注

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2016年10月3日 0:00

三菱重工業は同社がデンマークで設立した合弁企業が世界最大出力の洋上風力発電設備を受注したと発表した。

三菱重工業は2016年9月30日、デンマークのVestas Wind Systemsと合弁で設立したMHI Vestas Offshore Windの洋上風力発電設備「V164-8.0MW」を11基受注したと発表した。発注したのは英国のEuropean Offshore Wind Deployment Centre(EOWDC)。同社がスコットランドのアバディーン沖に計画している洋上風力発電所に導入する計画だ。運転開始は2018年の予定。

V164-8.0MW

「V164-8.0MW」は、定格出力8,000kW。ただし、今回受注した11基は制御ソフトウェアを改良しており、出力を高める「パワーモード」を利用できる。パワーモードを備える「V164-8.0MW」の受注は世界初。

パワーモードを利用すれば、風向と風力の条件が良い場合に、出力を最大で8,400kWまで上げることができる。11基すべてでパワーモードが有効に働けば、合計最大出力は92,400kWとなる。


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三菱重工

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