田淵電機:VPP(仮想発電所)をアピール
田淵電機は、同社の太陽光発電と蓄電システムによるEIBS(アイビス)注8と三菱電機のHEMSを連携させたスマートライフのイメージを展示した(写真11)。
写真11 EIBSとHEMSによるスマートライフの展示
出所 編集部撮影
一般的に、太陽光発電と蓄電システムを組み合わせる場合、途中で一度交流に変換する必要があるため、発電から蓄電までに2度変換ロスが発生する。しかし、EIBSでは、通常別々に必要な太陽光発電用インバータと蓄電用インバータを1つにドッキングして直流のまま蓄電するため、ロスが少なく(約6%削減)効率の良い蓄電が可能となる(図8)。
写真11の左がハイブリッドパワーコンディショナー(PCS)、写真11の左中央下は「定格:9.48kWh」のリチウムイオン蓄電池である。田淵電機はさらに、来たるべきVPP(Virtual Power Plant)時代に備えたソリューションの提供をアピールした(図9)。
図9 田淵電機の考えるVPPのイメージ
出所 編集部撮影
オムロン:人間とラリーするAIによる「卓球ロボット」
オムロンは、「センシング&コントロール+Think」をテーマに、最先端のAI(人工知能)によって進化を遂げた卓球ロボット「フォルフェウス注9」を展示した。写真12に立つ卓球ロボットの赤色のラケットと、人間がもつ黒色のラケットでラリーを実演し(中央の黄色いボールが卓球の玉)、オムロンが目指す「+Think」による“人と機械が互いに成長する未来”の一端を披露した注10。
写真12 オムロンの卓球ロボット「フォルフェウス」のデモの様子
出所 編集部撮影
2016年モデル(最初のモデルは2013年に発表)では、AI技術「時系列ディープラーニング」を実装し、プレイヤーの特性に合わせてロボットハンドを制御することで、より人間の能力を引き出すことができるようになった。
▼ 注8
EIBS(アイビス):EneTelus Intelligent Buttery System、ハイブリッド蓄電システム。EneTelusは田淵電機のブランド名。
▼ 注9
フォルフェウス(FORPHEUS):“Future Omron Robotics technology for Exploring Possibility of Harmonized aUtomation with Sinic theoretics”の頭文字(造語)。「For」(向かう)、「ORPHEUS」(人間の創造性を象徴するギリシャ神話の吟遊詩人)と読ませることで、“人間の創造性に向かっていくオムロンの姿勢”を表している。
▼ 注10
ギネス世界記録に認定された。