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みずほ情報総研と九州大学、鹿児島大学が海洋エネルギー発電のマップを公開!

2018/07/01
(日)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

みずほ情報総研株式会社と九州大学、鹿児島大学は、日本の海洋エネルギー発電に関する資源量分布図「海洋エネルギーポテンシャルマップ(地域詳細版)」を開発し、2018年6月19日、一般公開した。

 みずほ情報総研株式会社と九州大学、鹿児島大学は、日本の海洋エネルギー発電に関する資源量分布図「海洋エネルギーポテンシャルマップ(地域詳細版)」を開発し、2018年6月19日、一般公開した注1

 今回公開したのは、波力・潮流・海流・海洋温度差発電の4種類のポテンシャルマップ(図参照)で、それぞれ、実海域で海洋エネルギー発電装置を試験する可能性が高い海域や、事業化に向けて有望視されている海域において、観測とシミュレーションに基づいた海洋エネルギー発電の資源量の評価を行い、開発した。このプロジェクトは、2014年度から2017年度にかけて、NEDOの事業「海洋エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー発電技術共通基盤研究/性能評価手法及びポテンシャルの調査」として実施したもの。

図 4種類のポテンシャルマップ海域

図 4種類のポテンシャルマップ海域

【凡例】
赤枠:波力ポテンシャルマップ(銚子沖)
青枠:潮流ポテンシャルマップ(瀬戸内海東部、瀬戸内海西部、関門海峡、有明海・八代海、五島列島)
緑枠:海流ポテンシャルマップ(トカラ海峡、大隅海峡、足摺岬沖、潮岬沖)
黄枠:海洋温度差ポテンシャルマップ(久米島沖)
出所 http://me.oce.kagoshima-u.ac.jp/me/index.html

 海洋エネルギー発電は世界的に実証研究のフェーズにあり、市場はまだ確立されていないが、潮流発電などの一部の技術は商用化間近な段階にある。四方を海に囲われた日本は、世界6位の広大な排他的経済水域をもっており、地域の特徴に合った海洋エネルギーの利用が望まれている。

 国内でも、海洋のもつ物理的なエネルギーを電力に変換する装置として技術開発が行われており、一部の発電装置は実海域に設置され、実証試験が行われつつある。そのため、今後、海洋エネルギー発電の実海域試験および事業を検討する企業に活用してもらうため、調査結果を「海洋エネルギーポテンシャルマップ(地域詳細版)」として広く一般に公開した。これによって、日本における海洋エネルギー発電の導入促進に貢献することが期待されている。

 なお、「海洋エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー発電技術共通基盤研究/性能評価手法及びポテンシャル調査」の成果報告書は、NEDOのホームページからダウンロード可能になる予定である(関連記事、本誌2017年8月号)。


注1 https://www.mizuho-ir.co.jp/company/release/2018/energy0619.html

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