NEDOは、CO2を資源として有効利用するカーボンリサイクル技術の確立に向けて、中国電力の大崎発電所内(広島県大崎上島町)に、カーボンリサイクル実証研究拠点を設立。
NEDOは、CO2を資源として有効利用するカーボンリサイクル技術の確立に向けて、中国電力の大崎発電所内(広島県大崎上島町)に、カーボンリサイクル実証研究拠点を設立。9月14日に、すでに運用開始している「実証研究エリア」と「藻類研究エリア」に続いて、3つ目の「基礎研究エリア」が完成し、同拠点の整備完了を発表した(写真、総敷地面積14,300m2)。CO2を資源として有効活用するカーボンリサイクル技術は、カーボンニュートラルを実現するためのキーテクノロジーの1つ。
この研究拠点では、大崎発電所で実証研究中の次世代火力発電設備のIGCC注1やIGFC注2から分離・回収したCO2を、パイプラインで研究用に直接供給して技術開発に利用できる。そのため、将来的に発電所から排出されるCO2を、実際のカーボンリサイクルを行う場合と同条件での研究開発や実証が可能となる。 NEDOは、同研究拠点で様々なカーボンリサイクル技術の開発を効率的かつ集中的に進め、技術の早期実用化を目指す。
注1
IGCC:Integrated Coal Gasification Combined Cycle、CO2分離・回収型酸素吹石炭ガス化複合発電
注2
IGFC:Integrated Coal Gasification Fuel Cell Combined Cycle、CO2分離・回収型石炭ガス化燃料電池複合発電
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