にで始まるスマートグリッド用語

二次電池は、電気を蓄えることができる電池であるため「蓄電池」と呼ばれる。例として、リチウムイオン電池や鉛蓄電池（バッテリー）が普及しているが、ニッケル水素電池も一定のシェアを確保している。

正確にはニッケル水素化物電池と呼ばれ、（1）正極に水酸化ニッケル（2）負極に水素吸蔵合金（3）電解液に濃水酸化カリウム水溶液を使用する電池である。1990年代に、それまで小型充電電池の主流を占めていたニッカド（Ni-Cd：Nickel-Cadmium、ニッケル・カドミウム）電池に換わるものとして商品化された電池。ニッカド電池と電圧の互換性があり、充電電力が2倍以上高まるなどの利点があるため、ニッカド電池からの置換が進んだ。しかし、さらに性能のよいリチウムイオン電池が登場したため、今後の展開が微妙となっている。また、現在、ハイブリッド自動車用の畜電池として、鉛蓄電池から次世代の蓄電池に置き換わろうとしているが、今後、（プラグイン）ハイブリッド自動車に移行する場合には、畜電池はリチウムイオン電池に移行していくと見られている。

日本における電気の取引に使用される電気計器の検定等の業務を行い、電気の取引が適正に実施されることを目的とする〔明治24年（1891年）設立〕。事業内容は、主に次の3つ。
（1）取引用電気計器等の検定・検査
（2）電気標準等の維持供給
（3）電気計測に関する開発研究
スマートメーター（新型電子式メーター）の登場とともに注目を集めている検定所である。

電気計測器に関する調査研究、普及啓発、規格の制定、国際協力などを通じて、日本の電気計測器産業や関連産業の発展に寄与することを目的とする組織〔昭和23 年（1948年）に設立〕。